就活の最中は希望する業界の企業をいくつも回るかと思います。
その数は数十社に及ぶ人もいれば、一社で決まってしまう学生もいます。
訪問する企業の数が増えれば増えるほど、精神的にも焦りが出てきたり、肉体的にも負担がかかってきます。
また、就活は交通費などもすべて自己負担なため、金銭的なコストも大きくなってきます。
そのため、効率よく各企業にアプローチをして、効率よく就活を成功させる必要があります。

そんな就活を効果的に良く行うためにも、各企業で得た情報を糧に就活ノートを作ることがより良いとされています。
今回は、効率的な就活を行うために必要な就活ノートを紹介していこうと思います。

就活ノートとは

就活ノートとは、その名の通り、就職活動の内容を書いていくノートです。

一般的には就活を記録していくことが就活ノートと思われがちですが、
書く内容は限定されていないので、自由に作っていいかと思います。
今回紹介する内容はあくまで例なので、書き加える内容は自分自身でメモしておきたいことでも良いかと思います。

ただ、注意すべきことはこの就活ノート1冊ですべての情報を網羅できるように、一目で見て分かりやすいようにすることです。
結局、ごちゃごちゃと情報を整理せずに書いてしまってはせっかくの就活ノートも意味はなくなってしまいます。

また、作る時期も考えなければいけません。
全体的に3年生の6月、7月から作り始める人が多く、この頃から自己分析や業界研究をして、就活に備えているという学生も多いです。

そして、3月の就活解禁時期は就活セミナーや企業説明会などに通った際に就活ノートを持っていき、メモして作り上げていくという流れになります。
就活の時期に行われるインターンシップについての情報もメモしておく必要があるかと思います。
あくまで企業側はインターンシップも就職活動とみなして選考されているというケースも
多いため、インターンに関する情報もしっかりと就活ノートにメモしましょう。

自分の就活ノートを後輩に渡した時に、自分の業界の就活はこれ1冊で丸裸にできるという
クオリティを目指して作ることができれば最高かと思います。
就活ノートを作っているだけで、デキる大学生として扱われるため、就活ノートを作っていることを面接時に言う学生もいます。
アピールにはなるかと思いますが、過剰なアピールとして受け止められることもあるので、心の中だけにとどめておくことをオススメします。!


就活ノートをつくるメリット

当たり前ではありますが、就活は周りとの競争です。
いかにして、自分の働きたい業界の中で働きたい企業に入れるか、が問題となっています。
そのため、自分をアピールすることは必須となっているので、
自分の思っていることや自分の理想などもしっかりと頭に入れておかなくてはいけません。
そういった、自己分析した結果でES・履歴書や面接で自己PRに活かせる内容をまとめることによって、自分の頭の中を整理するのにも就活ノートはオススメかと思います。

また、就活を進めていく中でたくさんの情報や気付きがあるかと思います。
就活セミナーや企業説明会では学ぶことも多く、
たくさんの覚えておくべきことが落ちています。
それを自分なりに解釈して拾う必要があるため、
たくさんメモを取る必要があります。

さらに、就活の中で失敗をすることも多いかと思います。
それは面接時かセミナーかどのタイミングで失敗するのかは分かりませんが、
どちらにしろ言えることは失敗を同様に繰り返していては就活は上手くいきません。
しっかりと学んで、PDCAサイクルを
上手く回していく必要があります。
失敗を繰り返さないためにも就活ノートをうまく使い、
失敗したことを項目として並べておくだけで、
頭にインプットされ、失敗は繰り返さなくなります。
このように自分に失敗などをインプットすることで
より良い就活に変わっていくかと思います。
さらに、各企業などで説明された業務内容などを
しっかりメモしておくことで就職することが決まり、
その企業で働くことになっても業務内容で不安になることはないかと思います。

まとめる内容とコツ




では実際に就活ノートを書く際にどのようなことを書けば良いのでしょうか。
今回は多くの学生がよく就活ノートにメモしている内容をいくつか紹介していきたいと思います。

まず最初に自己分析の分野です。
ここには改めて自分がどのような業界で活躍したいか、またどのような企業で仕事をしていきたいかと言う就活の軸となるようなことを書いていきます。
改めて自分が普段考えていることや自分が理想としている働き方などを変えていくことで自分が目指しているものをピックアップすることができます。
あくまで自分が目指す就活の理想を照らし合わせるところなので、そこまで力を入れて書く必要はありません。
しかしもし就活中に自分がどのような企業に就職したいか、迷い始めたときにはこのページをもう一度見直してみることをお勧めします。

次に企業説明会やセミナーで学んだことをメモする欄も必要となります。
ここではより細かい内容もメモする必要があるため、しっかりとスピーカーや社員の話を聞くようにしましょう。
説明会やセミナーの内容をメモるのはもちろんのことですが、そこで感じたことや気づき、会社についての印象なども同時にメモしておくと後から見たときに自分が考えていたことがはっきりとわかるかと思います。
おそらく、この欄が1番メモることが多いかと思います。
説明会やセミナーを受けたとき、どんな感情だったかその企業にどんな印象思ったかと言う自分の脳内をしっかりと文章として書き起こしておきましょう。
書き残した文章が自分のより正しい意思決定につながると思います。
よく家に帰ってから振り返って書き起こそうと言う人がいますが、それだともう記憶が薄れている可能性も高いです。
説明会の会場やセミナーの会場に残って、今思っていることや印象を書き残しておきましょう。

最後に面接に関するノートです。
様々な企業で面接を行う機会があると思いますが、それぞれ面接官によって面接にも個性があります。きっとワンパターンでは通じないと言うこともあるかと思います。
そのため、面接を受けるたびに面接の記録をつけるようにしましょう。これは企業を知るという目的だけではなく、自分の面接スキルのアップにもつながるので必ずつけるようにしましょう。
面接時にメモを取ることをよしとする企業もあれば、あまり良くないと思う企業もあるため、もし面接中にメモを取るのであればいちど面接官に許可を取るようにしましょう。また自分が答えている版でメモを取るのは難しいため、他の学生が答えているときに少しだけメモを取るようにしましょう。メモを取ることに没頭していると言う印象を持たれないかもしれないので最低限の部分だけメモを取るようにしましょう。
メモを取る内容としては、面接官にどのように聞かれて、どのように答えた結果、どんなリアクションをとられたか、などをメモしておくと良いかと思います。また、以上からその面接官がその質問で何を聞きたかったのか何を判断したかったのかを自分なりに推測してみるのも良いかもしれません。
基本的に企業の人事の人が聞きたい事はある程度共通している事かと思います。質問内容と自分の回答のリアクションを照らし合わせてどんな回答が好まれるのか研究していきましょう。

まとめ

今回は就活生には必須な就活ノートの作り方を紹介しましたが、1冊だけで自分の就活をより良くできるため就活にこれから就活に臨む大学生にはぜひとも活用してほしいです。

一生懸命に説明会の内容をすべてメモしようとする人も多く見受けますが、結局あまりまとまらずに、情報を活用しきれていない学生が多いです。
どうせならわかりやすくその一冊で自分の就活の全貌が分かった方がより効率的に就活を進めることができるかと思います。

あなたの就活をより良いものにするためにも就活ノートをうまく活用していきましょう。