インターンシップに参加するということは「学生」という肩書きを持ちながら「社会人」の世界に入っていくことになります。
もちろん、それぞれの業界などでルールも異なったり、望む態度なども考えなければいけません。
そんな中で最も大切とされているのがビジネスマナーです。
これは学生生活にはなかなかでてこないもので、インターンシップで初めてしっかりと触れるという学生も多いと思います。
また、大学で学べるというものではないため、自分でしっかりと勉強しておかなければいけません。
そこで、今回はインターンシップに向けて、押さえておきたいビジネスマナーを紹介していこうと思います。

仕事に対する基本的な姿勢

インターンシップ期間は自分が社会人であるという自覚を持って生活するようにしましょう。
大学生の常識はインターンシップ先では通用しません。仕事にも責任を持って挑まなければいけません。

まず、時間に関しては常に余裕を持って行動するようにしましょう。
学生の間は少し講義に遅れたりしても、許されていたかもしれませんが、社会人になるとそう簡単に許されるものではありません。

遅刻は周りの人たちに迷惑をかける行為であると同時に信用を失ってしまう行為です。
ましてや、会社に損失を与えてしまいかねないという大きな迷惑行為です。
インターンシップ中に遅刻をしてしまうと、採用してくれた会社からの信用は大きく損ない、あなたはその会社で得られる経験やスキルなどが減ってしまうことがあります。
遅刻は厳禁であるということをしっかり念頭において行動するようにしましょう。
それでも、交通網のトラブルや想定外の事故などで遅れてしまうことはあるかと思います。
そういったときは事前に連絡して必ず状況を伝えましょう。


次に、世間でいう「ホウレンソウ」というものの徹底です。
いわゆる「報告・連絡・相談」ですが、これは社会人の基本中の基本かと思います。
基本的にホウレンソウは自分から自発的に行うようにしましょう!
なぜなら、インターンシップを始めて間もない時には、どのタイミングでホウレンソウをすればよいか分からないからです。
「仕事の邪魔にならないか」、「これはホウレンソウすべき事項なのか」などいろいろと迷ってしまうこともあると思います。
どのタイミングで「ホウレンソウ」をすべきなのか、タイミングがつかめるようになるまで自発的に行い、慣れていきましょう。
「ホウレンソウ」の中で何が大切かと言われますが、全て大切です。
決してどれかが欠けていいなんてことはないですし、全てあって成立すると言っても過言ではないです。
その中でも、特に相談は企業の人と良く話せて、自分のことをアピールしたり、理解してもらうにはもってこいのタイミングです。
もし、その企業に就職したいと思っている学生ならしっかりと理解してもらい、自分はこういった考えでこういう行動をしようと思ったということを伝えるようにしましょう。
以上を注意すれば基本的な姿勢は守れると思います。

社会人と会話する時のビジネスマナー

ビジネスシーンにおいて言葉遣いはとても大切です。
インターンシップの時から気をつけなければいけませんが、ビジネスにおける言葉遣いは
社会人でも間違ってしまうほど多彩です。
そのため、インターンシップを勉強の場としてしっかり学ぶようにしましょう。
基本的に形はあまり変わらないのですが、企業によってマニュアルを作っている企業もあります。
そこはインターンシップ先の企業の基準に従うようにしましょう。
逆にビジネスシーンでの言葉遣いがスッと出てくるようになると、あなたも社会人の仲間入りといった感じでしょう。

社会人と電話する時のビジネスマナー



インターンシップで電話対応業務を行う場合もあります。
受付での電話対応や営業電話など様々な電話対応がありますが、基本的なルールやマナーは一緒です。
電話での対応はその会社の看板を背負っています。対応が悪いと会社の印象を著しく下げてしまうというケースもあります。
たかが電話対応なんて思わずしっかりと対応しましょう。

電話対応のマナーとしては基本的に「3コール以内に取る」というものがあります。
もし、席を離れていたりして3コール以上経ってしまっている時は「おまたせしました」と一言添えてから電話を開始しましょう!

また、自分が受けてでもこちらから名乗ることが一般的です。「はい。こちら〇〇(企業名)の○○(個人名)です。」といった感じがオーソドックスな形かと思います。
基本的に自分がインターンシップを申しこんだときを思い出して、それと同じように対応すればよいかと思います。

インターンシップ中は少し特別で、社会人という対応にはなりますがあくまでインターンシップ中という扱いなので、企業の人にホウレンソウすることを忘れないようにしましょう。
また、最近では電話対応だけでなく、メール対応をインターンシップに組み込む企業も多いです。
近年ではスマートフォンなどの普及によって、電話よりコミュニケーションツールを使ってやり取りする企業も増えてきています。
しかし、普段自分たちが行っているやり取りでは、企業相手のメールとは違い、かなり失礼になってしまうのは言わずともわかると思います。

件名が書いてなかったり、改行がなく読みづらいメッセージなどはNGなメッセージなので、インターンシップでメッセージなどのやり取りをする場合は見やすさや何が言いたいかなどを明確にして送るようにしましょう。
企業によっては、メッセージのテンプレートを擁している企業もあります。その場合はそのテンプレートを使用してメッセージのやり取りをすれば良いです。
基本的に相手が見えない状況でのやり取りは良い人を気取るくらいでいきましょう!

最後に気をつけるべきは電話やメッセージ対応をする時の時間帯です。
時間帯によっては深夜まで連絡が続く場合もあるかと思いますが、基本的には「早朝・お昼休憩時間・退勤後の時間」はNGです。
相手が電話を受け取れなかったり、メールを見ることができなかったりするためです。
この時間帯の電話やメッセージを失礼だとみなす人もいるため、この時間の電話は避けるようにしましょう。
これらのことを気をつけていれば基本的に電話対応やメッセージの対応で怒られることはないでしょう。

まとめ


今回はインターンシップで押さえておきたいビジネスマナーを紹介しましたが、これらはインターンシップに行く前から学んでおくとさらに良いです。
ある程度、ビジネスマナーをマスターしているとインターンシップでかなり活躍できるかと思います。
ビジネスマナーはどの業界に入っても使うもので、業界によっては大変厳しいものもあります。
インターンシップ中にビジネスマナーを学んでおくだけで、社会人になってからの順応もかなり変わってきます。
ビジネスマナーは人から信用を得るためには必要不可欠なもので、逆に言えばこれができていれば周りからの印象はかなり良いものとなり、評価も良いものとなります。
気にすることも多く、大変かと思いますがビジネスマナーをしっかり学んでインターンシップを有意義な時間にしましょう。