突然インターンシップを欠席することになってしまったら?
多くの大学生が経験するインターンシップ。就職活動の前の大事な機会ですね。
しかし、インターンシップに必ず参加できるとは限りません。
「インターンシップ当日になって、体調を崩してしまった…」
「親戚に不幸があって、急に実家に帰ることに…」
みなさんは、このような経験をしたことがないでしょうか?
インターンシップに向けていろいろな準備をしてきたのに、当日になって熱を出してしまった。
当日になって、親戚に不幸が…。
などなど、とつぜんの予定変更による欠席は珍しいことではありません。
結局はタイミングが悪かったというひと言に尽きてしまいますが、そんなことだってあるのです。
どんなに体調に気を付けていても、崩れるときには崩れてしまいますからね。
予想外のアクシデントというものは往々にして起きてしまうものなのです。
では、このような時にはどうすればよいのでしょうか?
今回は、そんな「インターンシップを欠席するときの対処法」についてお話しします。
インターンシップ担当へ連絡
インターンシップを欠席する場合には、速やかにインターンシップ先の企業の担当者に連絡を入れましょう。
体調不良で欠席する場合には、
「いつから、どのように体調が悪い」
というように、症状をできる限り具体的に伝えておくと良いかもしれません。
家庭の事情などでやむを得ず欠席する場合には、その旨を伝えます。
内容が話しにくい場合には、話せる範囲で構いませんから話をしておきましょう。
家庭事情はかなりデリケートな話ですから、相手側もむやみに聞いてくるようなことはないかと思います。
そして、ここが非常に重要です。
たとえどのような事情であっても、無断で欠席することだけは絶対にしてはいけません。
絶対に、です。
無断で欠席しようものならば、今後のその企業での就職活動は諦めてください。
どんな事情であっても、しっかりと連絡を取るのがマナーです。
・何らかの事情で、当日の連絡ができなかった場合
「予定が急すぎて連絡を取る暇もないまま1日が終わってしまった」
「とつぜん倒れてしまって、気がついたら2日経過していた」
「トラブルに巻き込まれて、しばらく連絡を取ることができなかった」
もしかすると、このように当日中に連絡を取ることができないことがあるかもしれません。
どんなに遅くなったとしても、連絡はするようにしましょう。
何も連絡しないよりはるかに良いですし、このような事情の場合名は、しっかり説明すれば相手側も事情を汲んで理解してくれるかと思います。
連絡できなかったことを謝罪した上で、しっかりと事情を説明するようにするのがいいです。
インターンシップ生への連絡もしておこう!
インターンシップの中では、グループで活動するものが非常に多くあります。
そしてグループで活動するのであれば、おそらくあなたにも何らかの仕事や役割が割り振られているハズですよね?
同じグループのメンバーの方々も、あなたの仕事をあてにしているかもしれません。
もしもインターンシップを欠席するのであれば、同じグループで活動する仲間にもきちんと連絡を入れるようにしましょう。
その際に、自分が割り振られている仕事や役割について、しっかりと話し合う必要があるでしょう。
自分の担当しているタスクが、現状でどこまでできているのか。
もしも作業がまだ終わりきっておらず、残りの仕事を誰かに任せるのであれば、それも話しておいた方がいいです。
自分が考えているアイディアやまとめ方など、ほかの人への引継ぎをしっかりと行うのが良いでしょう。
グループワークは全員で一つのものをつくり上げる作業になりますから、あなたの欠席分を誰かがカバーすることにもなります。
学生同士の連絡も密にしておくことをおススメします。
自分のタスクがすべて完了しているのであれば、欠席した日のインターンシップでどんなことを実施したのかなどの情報を得ておきましょう。
次に出社したときに、何をしたかいちいち聞くことは難しいです。
社員の方が内容を教えてくれることはあまり考えられませんので、可能であればおおよそ何をしたのかという内容を聞いておきましょう。
あらかじめ聞いておくことで、負担を軽くすることができます。
ほかのインターンシップ生に置いていかれないためにも、対策はきちんとしておきましょう。
連絡するときは丁寧に!
インターンシップを欠席する場合、インターンシップの担当者に連絡をしましょう。
連絡は、基本的には電話をかけるようにしましょう。
メールでの連絡だと、相手がチェックしているか分かりませんから、確実ではありません。
ですから、より確実な手段をとるようにしましょう。
もしも業務時間内で担当の方が出られなかった場合には、メールを送るようにすると良いかと思います。
連絡をする際には、丁寧な話をするように心がけましょう。
欠席する事情も、できれば詳細に話した方がいいです。
そして相手側に迷惑をかけるという自覚を持って、申し訳ないという気持ちで話すようにしましょう。
悪びれもなく話しているということは、電話であってもメールであっても相手に伝わるものです。
出社したときに…
体調不良で欠席すると伝えた場合、もしかすると、次に出社したときに
「本当は仮病でサボりなのではないか?」
という邪推をされるかもしれません。
もちろん、可能性としては低いです。
しかし、インターンシップを“バックレる”学生は、少なくないのもまた事実です。
ですから、そのようにとらえられてしまうことが、あり得ないとも限りません。
それでも、自分にやましいところがないのであれば堂々としていましょう。
(思い当たる節がある場合には、甘んじて受けてください…。)
中には
「熱がないのに休むのは仮病!」
だとか、
「親戚の不幸など関係ない!」
などと言ってくる方がいらっしゃる可能性が、万に一つくらいはあるかもしれません。
そのような場合、放っておきましょう。誰が何を言おうと知ったことではありません。
とりあえずその場はやり過ごして、その企業に就職しなければいい話です。
人材を大切にしない企業に未来はありません。
自分の身体のことは自分にしか分からないのですから、熱があろうとなかろうと、自分が無理だと思ったら、おそらくそれは無理なのです。
親戚の不幸が重要か重要でないかは、無関係な人間にはそれこそ関係ありません。
インターンシップにおいて、無理は強いられるべきではないのです。
結局のところ、決めるのは自分自身です。
インターンシップで得られる経験を失うことになったとしても、身体を壊してしまっては元も子もありません。
インターンシップは確かに重要ですが、何もそれがすべてではないのですから。
ただ、繰り返しになりますが、どんな事情であっても連絡はするようにしてくださいね。
連絡もなしに欠席してしまうと、それはさすがにこちら側が悪くなってしまいます。
迷惑をかけることになろうと、間違ったことをしているわけではないのですから、堂々と休むために連絡だけはきちんとしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
インターンシップを欠席する場合には、第一に「連絡」することです。
連絡は電話がベストですが、相手が出られない場合にはメールで構いません。
グループで活動している場合には、そちらにも連絡しておくようにしましょう。
インターンシップには確かに大なり小なり責任が生じるものです。
しかしながら、それはあくまで学生の範囲内での話です。
体調不良で無理やり出社しても、周囲に迷惑をかけることに変わりはありません。むしろウイルスを社内の人間にうつしてしまうリスクがある分、そちらの方が迷惑になります。
ですから、自己判断で欠席するのは決して間違っていることではありません。
欠席したことに心無い言葉をかけるような企業は、お世辞にも良い企業とは言えないでしょう。
ましてインターンシップ生に無理をさせるということは、社員はもっと無理をさせられるという証拠でもあります。
そのような企業に就職するのは、あまりおすすめできません。
ただ、欠席に良い印象を持たない企業も当然ながらありますから、うまく線引きをするのが大切です。
ある意味ではそれがひとつの指標にもなるかもしれませんね。
きちんと自分自身と相談しながら、欠席するかどうかを決めてくださいね。
インターンシップを欠席しなければならなくなった時、このお話がお役に立てれば幸いです。
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