(目次)
・理系の学生の就活
・インターンに理系の学生が必ず参加すべき理由
・理系のインターンで参加できる職種
・理系の短期インターンの特徴
・短期インターンに理系の学生が参加するメリット
近年の就活は、一般的にインターンに参加するようになってきていますが、理系の学生の就活でも同じように65%の人がサマーインターンに参加しているそうです。18年卒がインターンに参加することは、このような状況からほとんど必須になっているのが実情です。ここでは、理系のインターンについてご紹介しましょう。
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■理系の学生の就活
●応募する方法
理系の学生の就活の場合は、学校が推薦するものが少し前までは多くありました。しかし、近年は、理系の7割以上の学生が、選択肢として自由応募をいうものを選択しています。この背景には、理系の学生は、自分の専門のジャンルでなくても、コンサルやメーカーに就職する場合が多くなっていることが挙げられます。そのため、内定を自由応募からもらうために、最近の傾向としてはインターンにどんどん理系の学生が参加しています。
●理系の学生の就職先
理系の学生の就職先としては、情報通信・メーカー・金融が多くなっています。情報通信やメーカーの場合は、一般のビジネス職と研究職に分かれます。どこの業界でも頻繫にインターンを行っているため、年々理系の学生がインターンに参加する割合がアップしてきています。このようなことから、理系の学生の近年の就職先は、理系の学生の従来の就職先のようなSEや研究職というようなものにとらわれないで、文系の学生が従来多かった金融やコンサルというようなジャンルが人気になっています。
■インターンに理系の学生が必ず参加すべき理由
ここでは、インターンに理系の学生が必ず参加すべき理由についてご紹介しましょう
●意識が就活に対して変革できる
一般的に、理系の学生は文系の学生よりも就活を始めるのが遅くなりますが、就活に対する焦りがインターンに参加することによって出てきます。理系の学生の場合はレポート作成や研究で忙しく、就活モードに周りの人がなるのが遅れ気味です。このような中において、インターンに文系の学生などに混じって参加することによって、意識が就活に対して高くなってきて、いち早く就活モードに切り替えられます。理系の学生で就活モードになかなか切り替えることができないという場合は、インターンにぜひ参加してみましょう。
●就活の友達ができる
学校の友達とは就活の話が非常にしにくいという人も多くいるのではないでしょうか。お互いの就活の状況が、距離が近すぎるためつい気になるでしょう。このような中において、インターンを通じて知り合った友達は、志望する業界が自分とよく似ているので情報を容易に交換でき、また詮索も変になく付き合いが気軽にできます。インターンを通じて一緒に過ごすと、お互いによく分かり、いい人脈を築くことができるでしょう。
●同時に業界研究と面接対策ができる
理系の学生の場合は、研究などで忙しいので学内の面接対策に多くの人が参加できないでしょう。そのため、インターンの面接を練習のために受けたり、インターンに実際に参加して社会人慣れたりしておくことによって、実際の就活のために面接対策をすることができます。また、理系の学生は忙しいため、インターンに参加すると実際の会社の内部を確認して会社・業界の研究をすることができます。
■理系のインターンで参加できる職種
理系の学生の就職と言うことでも、一般職から研究職までいろいろな職に就いています。ここでは、理系のインターンで参加できる職種の代表的なものについてご紹介しましょう。
●SE
一般的にSEと言うシステムエンジニアが、最も多くの理系の学生がインターンに参加していると言われています。簡単に言うと、コンピューターシステムを構築する人がSEです。SEと言うことでも、基本設計を上流で行う人からコーディングを実際に行う人までいろいろな職があります。インターンとして参加できるのは、一般的にコーディングを実際に行う場合が多く、インターンが長期の場合は実際の会社のシステム構築に関係できる場合も多くあります。
●コンサル
理系の学生にはコンサルも人気です。数値のセンスや論理的思考力が要求されるため、理系の学生が重要視している職種です。インターンでは、一般的に会議のための資料や議事録を作ります。また、コンペ方式をケーススタディを通じてチーム間で競争する会社もあります。
●MR
医薬情報担当者のことをMRと言います。MRは、正しく医薬品を使うために、医薬品の品質・安全性・有効性などに関して情報を医療関係者にサービスする人です。人体に関係することであるため、インターン生だけでクリニックを訪問するチャンスはほとんどありませんが、実際に一緒に先輩の社員と仕事が体験できることがメリットです。実際の仕事が体験できるため、MRを志望している場合はインターンにぜひ参加してみましょう。
●データサイエンティスト
データサイエンティストというのは、ビッグデータという莫大な情報を分析することによって、生きる知見をビジネスに引き出すプロのことです。会社は、この知見をベースにマーケティング戦略を立案して、営業する方針を決めます。データサイエンティストの場合は、主として統計を学習した学生が就く場合が多くあります。しかし、インターンの場合でも、生のデータを実際に使用して傾向を掴んだり、マーケティング戦略を立案したりするようなインターンが多くあります。
■理系の短期インターンの特徴
ここでは、短期の理系のインターンの特徴についてご紹介しましょう。
●短期の理系の学生だけのインターンがある
理系の学生の場合は、文系の学生と比較して時間が実験や課題などにかかるため、なかなか就活の事前準備ができないでしょう。しかし、会社の研究・業界研究は、就活のために必要です。合同説明会・会社説明会・ウェブサイトなどから入手した情報のみでは、必要な情報はなかなか獲得できません。例えば、疑問として、
・専攻している知識が会社でどのように役に立つか
・どのような理系職に適しているかまだはっきりと決まらない
文系職の場合でも、学校で学習した理系の技術、知識が役立つ仕事があるかという疑問ものを持つ人も多くいるでしょう。このような悩みを解消する方法は、短期インターンです。短期インターンの場合は、見聞きしたり、ネットで調査したりするのみでは分からないような会社の中の感じや、仕事をどのようにしているかを把握することができます。なお、理系の学生のための短期インターンの具体例については、ネットなどで紹介されているため確認してみましょう。一方、文系のコンサル業界、金融業界の多くの会社が、理系の学生を募集しています。では、どうしてコンサル業界、金融業界の会社は理系の学生を募集しているのでしょうか?というのは、理系の学生は授業や実験を通してトレーニングされたスキルがあるためです。例えば、スキルとしては、
・論理的な考え方が優れている
・集中力が優れている
・表計算ソフトなどのパソコンスキルが優れている
などが挙げられます。短期インターンの目的は、優れた学生を探して内定したり、会社が選考を免除することなどが必要かを見極めたりすることでもあります。短期インターンにおいて、理系の学生で即戦力になりうる高いスキルがあれば優遇される場合も多くあり、理系の学生だけの短期インターンを行う会社も多くあります。当然ですが、理系の学生だけの短期インターンに参加できるだけでなく、学部の全てを対象にしたものにも参加できます。近年は、積極的に理系の学生も短期インターンに参加しています。理系の学生の中には、自分は文系職に理系職よりも関心があると考えている人も多くいます。理系の学生ということでも、文系職の場合に不利なことはありません。しかし、知識として必要最低限のものが要求される場合が業界によってはあるため、業界に関して研究することが大切です。
●推薦枠がある
推薦枠が、理系の学生の短期インターンはあります。研究室の推薦枠が就活において活用できるように、推薦枠を学校サイドが持っており、短期インターンに選考なしに参加できることがあります。この短期インターンの推薦枠は、大会社だけでなくベンチャー企業でもあります。この中においても、化学メーカーや電機メーカーは特に多くあります。物理や科学の知識が、ビジネスにおいては応用できる場合も多くあります。この中において、理系の学生は非常に大切な存在です。スキルや専門知識は、短期インターンだけでなく、就活においても非常に有利になります。近年、IT業界やメーカー業界の成長は非常に著しく、これに対応して募集されている人材も多くなってきています。化学系、電気系の学生は、将来設定が理系職のIT業界やメーカー業界などの短期インターンに参加すると容易になるでしょう。
■短期インターンに理系の学生が参加するメリット
ここでは、短期インターンに理系の学生が参加するメリットについてご紹介しましょう。
●就活において非常に有利になる
就活においては、短期インターンに参加すると非常に有利になります。理系の学生だけのインターンに参加すると、特に就活する際に選考を最終面接まで免除というようなこともあるようです。選考はどのような会社でも免除されるということではありませんが、このようなところも中にはあります。また、短期インターンに参加すると、選考を免除されない場合でも、インターンの体験についての話が面接でできるので選考の際に有利になります。選考を免除される以外に、短期インターンで体験したり、会社に関して理解が深まったり、業界に関して把握できたりするなど、メリットが知識面においてもあります。また、短期インターンでの体験談をエントリーシートに記載することもでき、基本的に、短期インターンのためのエントリーシートも体験として役立ちます。短期インターンに参加するかどうかで、情報量の違い、体験値の違いが出てくると言えるでしょう。
●視野が拡大する
自分の適性を把握することは、学校の授業を受けて、実験を普段していく際にはなかなか困難でしょう。現在受けている授業、実験は将来具体的にどのようなことに役立つか、自分はどのような適性があるか、と疑問に思う場合もあるでしょう。しかし、短期インターンに参加すると、自分の可能性や適性など、自分を見直すいいチャンスになります。短期インターンに参加することで、自分に適した業界が見つかるでしょう。なんとなく現在のままではしっくりこない場合、はっきりとどうしていいか分からない場合は、短期インターンに特に参加するようにしましょう。しかし、短期インターンに参加する際には、職種や業界に関して研究することが大切です。研究する方法としては、ネットなどで職種や業界に関して紹介している内容もあるため参考にしましょう。これ以外にも、研究する方法としては、合同説明会の参加もおすすめです。
●人脈が拡大する
短期インターンのメリットは、人脈が拡大するということがあります。大学において普段出会えないような優れた学生に、インターンに参加すると出会う場合もあります。理系の学生だけの短期インターンの場合は、考えが同じような人に出会えることもあり、就活を今後行う上においてもいい友達にもなれます。また、学部の全てを対象にした短期インターンに参加すると、バックグラウンドが全く自分とは違った学生とも出会うことができます。他の学生と出会うのは、いい刺激にお互いになれ、新しい発想も異なった考え方を共有することによって生まれるでしょう。