この記事ではインターンシップの面接の流れと面接でよく聞かれる質問を紹介したいと思います。まずインターンシップに行ったことのない方に簡単にインターンシップについてご紹介します。

「インターンシップって？」


インターンシップとは企業が学生に対して自社のことを知ってもらうために行う就業体験のことです。一日や一週間程度の短いものから2、3か月の長期インターンシップなど様々な種類があります。インターンシップにいくと様々なメリットがあり簡単にまとめると
・企業研究と自己分析が同時に行える
・その他大勢の学生とは違った情報を得ることができる
・内々定がもらえてこころに余裕を持って本選考に臨める
・様々な学生と議論することで違ったものの考え方や価値観に触れることができる
・人前で話す力が自然とつく
・本選考に向けた最高の対策になる
など他の学生より頭一つ抜けるチャンスが得られます。

ただ、大手企業やインターンシップに力を入れている企業などはインターンシップに参加するためにも厳しい選考があり、この選考を勝ち抜かないと参加できません。なので、今回はインターンシップに参加するまでの流れや面接でよく聞かれる質問について解説したいと思います。

「エントリーシートを書こう！！」

まずインターンシップに参加するために必要なステップとしてエントリーシートを記入して提出することから始めます。
エントリーシート内容として、インターンシップの段階ではオーソドックスな質問が基本的です。
学生時代に力を入れたことやインターンシップに参加する志望動機など普通にかける質問がメインです。ここで注意したいのは結論を先に書いてわかりやすい文章にすることです。人気企業のエントリーシートはインターンシップの時ですら想像を絶する応募がきます。
一枚一枚丁寧に読んでいる暇はないので、できるだけシンプルにわかりやすい文章を書く必要があります。
これは本選考の時にも共通して言えることです。また、提出期限ぎりぎりで出すよりも余裕をもって提出するように心がけましょう。
企業側に強い興味もっていることをアピールできますし、余裕を持って提出することで、エントリーシートをじっくり読んでもらえる可能性が高まります。

「いざ、面接へ！！」

　次にエントリーシートが通ったらいよいよこの記事のメインの面接に向かいます。面接にはどんな理由があっても遅刻したらほぼアウトです。
それくらいの危機感と時間には余裕を持って30分前には会場に到着しているようにしましょう。
インターンシップの面接では多くの企業でグループ面接が採用されます。面接での緊張感を少しでもほぐすために控室などで可能であれば他の学生と話すことをお勧めします。入室の際の一言は緊張から自分が思っているより声が出ないものです。
いつもより一回り大きな声であいさつしましょう。その後の受け答えにも生きてきます。　

【インターン対策】ESが必ず通るために必要な事とは！？


グループ面接では、一グループ三人から四人の組に分かれて順番に質問に答えます。毎回同じ順番で聞かれるというよりは交互にいろんな人にいろいろな質問をしていくという形が多いです。
このとき注意しなければならないのは他の学生が質問に答えているときもその学生の話を聞いているそぶりをみせること。面接で緊張して自分のことで精いっぱいで他人の話を聞いている余裕がないのはよくわかりますが、そこで話を聞くまで行かなくても他人の話にたいして何らかのリアクションを取ることによって堂々とした印象を与えることができるのです。人の話をしっかり聞くことができるという印象も与えられます。

よく聞かれる質問としてはエントリーシートに記載されている質問がメインです。学生時代に力をいれて取り組んだことはどの企業にいっても聞かれるのでインターンシップの段階からきちんと話せるようにしておけば本選考にかなり有利に働くでしょう。
ここでもやはり話は簡潔になおかつ具体的に話します。学生の中には話をできるだけ良くしようと面接官が１で投げてきた質問を５にも１０にもして返す人がいます。緊張して何を話したかわからなくなったり、自分をよく見せようとしてつらつらと喋ったりする人が多くいますが正直あまり良い印象ではありません。面接は人と人との会話です。１できたら１で返して相手の反応を見て足りないようだったら補足すれば問題ないのです。

次に多い質問としてはインターンシップの志望動機です。正直言ってインターンシップの時期にはまだまだ企業研究が進んでいないため、そこまで深い志望動機を完成させるのは難しいです。逆に言うとこの段階で他人より一味違った志望動機を完成させられれば周りと差をつけるチャンスです。企業の会社説明パンフレットやHP、IR資料などを読み込んで志望動機を完成させましょう。志望動機と少しかぶりますがインターンシップに期待することやインターンシップでチャレンジしたいことなど学生の主体性を見る質問も多く聞かれるので準備しておくと良いでしょう。

「ここで差がつく！逆質問を用意しよう！！」

面接の最後によく聞かれるのが逆質問です。逆質問は学生側が企業に対して質問することができる時間です。
企業はこの質問を通して学生のインターンシップに対する本気度を見ています。いくら学生時代に力を入れたことや他の質問を上手に答えても、この逆質問が適当になってしまい企業側に興味がないと思われたら元も子もありません。

無難な回答としてはインターンシップに参加することになったらどのような準備をすればよいかという参加意欲をアピールする回答や、企業のプレスリリースなどをチェックしてそのことに対する質問をしたりすると良いでしょう。万が一他の学生と質問がかぶってしまっては不利なのでできるだけ早く手を挙げて質問するようにしましょう。

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「実際に出た！質問まとめ」

最後に2018年卒のインターンシップで実際に聞かれた質問を紹介して終わりにしたいと思います。

・あなたのセールスポイントを教えてください(情報通信業界)
自己PRです。「私のセールスポイントは～です。なぜなら～」というように最初に結論あを述べてその次に具体例が来るようにしましょう。特に指定がなければ30秒から1分程度で話すのが無難です。

・このインターンシップでどんな力をつけたいですか(ハウスメーカー)
客観的に自分を見ることができるかという質問です。長所をアピールするより、これから伸ばしたいところを客観的に見られているか、成長意欲があるかどうかを見ています。自分の苦手なことや伸ばしていきたいところをはっきりとさせなぜそう思うのか簡潔に述べましょう。

以上インターンシップの選考の流れについて説明しました。インターンシップの面接は本選考に向けて最高の練習になります。就活で何をしたらいいかわからないかたは是非インターンシップに行くことを強くお勧めいたします。