インターンシップは就職活動が本格的にスタートする前に行われることが多いです。そのため、服装をどうすれば良いのか悩んでしまう就活生も多いかもしれません。参加させていただくことになったからには、見た目の面でも好印象を残したいものです。インターンシップ生でも就業体験では社内の方はもちろん、受け入れてくださった企業の取引先や営業先等といった社外の方とも関わることがあります。その企業のためであったり自分をアピールするためには、しっかりふさわしい服装で臨みたいところです。特に暑い時期である夏に行われるサマーインターンシップで適した服装はどのようなものなのでしょうか。クールビズや私服などの指定がある場合も考えられます。インターンシップ中の服装はどのようにすれば良いのか考えてみましょう。
■サマーインターンは参加しなくてもいい?効果的な夏の過ごし方!
サマーインターンシップでのクールビズは?
たくさんの企業がサマーインターンシップの募集を例年行っています。6月から9月頃にかけて行われるので、気温は30度を超えてしまう日もありとても大変です。企業によっては環境のためや快適に仕事をするためにクールビズに取り組んでいる場合もありますが、インターン生はどうすれば良いのでしょうか。企業側からのメールや書類には、軽装を求める内容がある場合もよく聞きますがどの程度の服装で行けば良いのか判断が難しい就活生も多いと思います。
夏はとても暑いため、町中でスーツを着ている就活生も辛そうに見える時期です。ただ立っているだけや歩いているだけでも汗をかき体力を消耗してしまいます。そんな中、最近ではクールビズに取り組む企業が増えています。クールビズとは、環境省が勧めているビジネス軽装で、ノージャケット・ノーネクタイの服装がよく知られています。暑い時期に薄着にすることで、環境対策になるのです。
しかしながら、インターン生もクールビズを行って良いのでしょうか。答えとしては、原則として行ってはならないと言えます。インターン生を含む就活生がノージャケットでネクタイをつけないスタイルで活動するのはよくありません。ノージャケットやノーネクタイといった服の着方は、ビジネスにおいてはカジュアルなものだと判断されてしまいます。したがって、とても暑い日でも基本的には通常のマナー通りにジャケットを着る必要があります。
クールビズを促されている企業の場合
原則として夏場でもインターン生はしっかりとスーツを着る必要があるとお話をしたものの、企業によっては軽装を促す連絡が来る場合があります。例えば、クールビズで来るように指定されたり、ノーネクタイで来るように指定される場合です。このような場合は、それに従っても大丈夫です。
しかしながら、実際にジャケットを持たずに企業に行った際に、インターンシップを担当してくださる社員の方々はジャケットを着ているという場合もありえます。企業の方々がスーツを着ているのに、インターン生がそれよりもラフなノージャケットになってしまっているのはあまり良いとは言えません。したがって、クールビズであったりノーネクタイを指定されていたとしても、一応ジャケットやネクタイを持っていくほうが無難だと言えます。着ないのに持っていくのは面倒だと思う方もいるとは思いますが、就職活動では印象がとても大切です。後から悔やむことが出てこないように、念のための準備をいろいろ行っておくことが安心だと考えられるでしょう。
あくまでもクールビズは相手に対してカジュアルな印象を与えてしまうものです。ジャケットを着ていないというだけでも人によってはかなりカジュアルに感じてしまうことがあるため、半袖シャツやポロシャツは避けておいたほうが無難です。半袖シャツは動きやすく涼しいですが、インターン生にはおすすめできません。たとえジャケットは着ないとしても、就活中は長袖シャツを着るようにするのがおすすめです。
私服指定がある企業の場合
場合によっては、インターン生には私服を指定する企業もあります。私服と言われると幅がとても広いのでどのような服装で行けば良いか悩むという方も非常に多いです。インターンシップ以外でも会社説明会等で私服指定がなされることが多いようです。そのようなときに最適な服装はどのようなものでしょうか。
実際に会社説明会にシンプルなTシャツにデニムで行っても大丈夫なのか、答えは大丈夫ではありません。企業側が求めている私服というのは、オフィスカジュアルを示しています。例えば、男性であればテーラードジャケットにチノパン、中はシャツを着用などがよく見るスタイルです。女性の場合は、ブラウスにジャケットや落ち着いた色のカーディガンが無難です。
何を着用するにしても、明るく派手すぎる色のものであったり、変わったデザインのものは避けておいたほうが良いです。企業はオシャレに流行に乗れているかどうかではなく、ビジネスの場にふさわしい服装ができているかを見ています。シンプルな服で社会人として問題のないスタイルで臨みましょう。また、私服指定ではなく服装自由と言われた場合には、スーツを着ていく就活生が多いです。
サマーインターンシップの乗り越え方
夏場の就職活動はとにかく暑さとの戦いです。ただ信号を待っているだけでも暑さで体力が奪われてしまい、自宅から最寄り駅、企業の最寄り駅から企業までの道のりはとても辛いと感じる方が多いと思います。そのようなサマーインターンシップですが、少しでも楽に乗り越える方法はあるのでしょうか。
まず考えられるのが、会場の最寄り駅くらいまではジャケットやネクタイを着用しないという方法です。ジャケットを着ていたりネクタイを締めていると、感じる暑さが増してしまいます。ジャケットを着ているだけでも体温が上昇するとも言われていますし、インターンシップで就業する前から体力を減らすのは避けたいものです。会場の扉の前までノージャケットで向かうインターン生もいますが、無難なのは会場の最寄り駅まででしょう。ネクタイも同様で、締めていると通気性が悪くなって汗を大量にかいてしまうため家から締めなくても大丈夫です。また、スーツに夏用のものがあるのはご存じの方も多いとは思いますが、実はネクタイにも夏用のものがあります。これをサマーネクタイと言い、通気性が良かったり吸湿性が良いものが販売されています。そういったアイテムを選んで着用するのも良い方法でしょう。
そして、ネクタイを夏用のものにした方は、リクルートスーツも夏用にしてみるのがおすすめです。スーツには秋冬用と春夏用が存在しており、裏地等の素材が異なっています。春夏用のスーツは通気性が良かったり、吸水速乾性を持っていたりするためサマーインターンシップでも快適に過ごせるようになっています。
インターン生も服装には気をつけること
インターンシップで就業体験をしているのだとはいえ、その企業の取引先等からしたら企業の一員として見られることになります。したがって、受け入れてくださった企業の一員として就業するのに適切な服装を選ぶ必要があるのです。具体的に指定がない限りはしっかりとスーツを着用していくようにしましょう。また、クールビズや私服を許されている場合でも、気を抜かずにその企業に適した服装で臨むようにしてください。好印象をゲットして内定に近づきましょう。