就職活動において重要と言われているインターンシップですが、様々な企業がいろいろな職種で募集をしています。多くの企業が募集をしている営業のインターンシップではどのようなことをするのでしょうか。また、営業経験が全くない初心者でも大丈夫なのでしょうか。インターンシップに参加しようと思っていても、不安に感じている方は多いと思います。
しかしながら、本選考に入る前に一度は営業のインターンシップを経験しておくと役に立つでしょう。営業として企業に入社したい就活生はもちろんですが、それ以外の職種を志望している方にもおすすめです。特に、インターンシップのプログラムがしっかりした大手企業での営業体験や、実践的な内容を多く含むベンチャー企業での営業体験は非常に勉強になります。ぜひ一度、営業でのインターンシップを検討してみてください。
営業のインターンシップの内容とは?
営業という言葉はよく聞くものの、実際にインターンシップに行くとなると何をするのかよくわからずに不安を感じる方も多いと思います。インターンシップでは就活生も営業を行うのでしょうか。内容がどのようなものなのかを知って、少しでも不安を取り除くのが良いです。
実際に営業をやるかどうかは、インターンシップの期間や受け入れ先の企業によって違います。一般的にはビジネスマナーや言葉遣い等の基礎的な研修をしていただいた後に、インターン生の名刺も渡されて社員の方の営業についていくことが多いです。人によってはあまりそういった実践的なことはやりたくないという方もいるかもしれません。場合によっては、やり方や流れのみを学んで営業同行はしない場合もありますが、同行させていただく場合があると考えておいたほうが良いでしょう。心配することもあるかとは思いますが、営業に慣れると就職活動で自分をアピールする際にも非常に役に立ちます。
企業によっては、同行しても挨拶程度で終わる場合もありますが、発言を求められる場合も少なくはありません。未経験のことを社会人の方々の中でやらせていただくということで緊張や不安もあるとは思いますが、慣れてゆくので大丈夫です。営業は数をこなして慣れる面も大きいので、積極的に頑張りましょう。インターンシップであるということはみんな理解してくださっているので前向きに取り組むのが良いです。わからないことはどんどん教わる姿勢が大切だと思います。研修で教えていただいたビジネスマナー等をしっかり実践することができるように気をつければ安心です。
同行がないプログラムでも、電話での営業やメールでの営業をやらせていただく場合があります。いずれもお客様とのアポイントを取るために、営業活動を行います。相手はどのような方かというと、今まで関わりのなかった新規の企業担当者や既に取引をしている企業の担当者等といった様々な営業先があります。特に電話でのアポイントを取るための営業はテレアポと言って、営業活動の基本と言われているのでやることになったときは全力で取り組みたくさんのことを得ましょう。営業トークや適切なビジネスマナー、正しい言葉遣い等の重要な能力を得ることができます。メールでのアポイントを取る際にも、社会人にとっては非常に重要であるビジネスメールのマナーを学ぶことができます。こういったことはインターンシップに参加しなければ、なかなか学生の間は学ぶことができないので頑張りましょう。
営業に必要なスキルは?
実際に営業をやるとなると、どのようなスキルがあれば良いのか心配に思う方も多いかもしれません。確かに、社会人の中でいきなり商談をすることになるのなら何か特別な能力が必要と感じるのも当然かもしれません。しかしながら、皆さんはインターン生として就業経験をさせていただく立場です。企業のために貢献できるように頑張るのはもちろんですが、必要以上にプレッシャーに感じる必要はないので安心してください。
営業はいろいろな企業が未経験者でも歓迎して募集しています。したがって、実際に営業活動をやることになったとしても、事前に丁寧な研修が行われるので安心です。研修で学んだビジネスマナーや言葉遣いなどを落ち着いて実践することができたら全く問題ありません。未経験の方も研修でそういった基礎的なスキルを身につけることが営業への第一歩です。そのような研修を真面目に受けて自分のスキルとして活用できる一生懸命さや、学んだことをしっかりと実践してみる積極性があると有意義なインターンシップの経験となるでしょう。
インターンシップ先の社員の方々もみんな最初は初めての未経験だったはずです。始めた頃から上手くできる人はいません。教えてもらって実践しながら上達してゆくものです。したがって、自分も頑張れば将来はそのような社員の方のような営業活動ができると思って頑張るのが良いでしょう。インターンシップで営業活動の経験をしておくと、社会人になってから初めて行う方々に大きくリードすることができます。ポジティブに取り組みましょう。
営業経験は就職活動に役に立つ?
せっかくインターンシップに行くからには、できるだけその後の就職活動にも得たスキルや経験を役立てたいものです。インターンシップでの営業経験は就職活動において役に立つものなのでしょうか。
答えとしては、役に立ちます。電話やメール、対面など営業活動の方法はいろいろありますが、いずれにしても相手先あってのことです。たくさんの企業と関わることによって、今まではあまり考えたことのなかった業界や企業について考える機会になります。営業した先の企業で働きたくなる方もいるかもしれません。そのように、多くの企業やその担当者と関わることができるのは営業ならではです。社外の方々とのコミュニケーションは、今後の就職活動でもきっと役に立つでしょう。
また、実際に営業をやらせていただくことによって、自分に適性があるかどうかを知ることができます。営業になりたいと漠然と考えていた方も、あまり自分には合わないと気がつくかもしれません。インターンシップの段階で職種に対する向き・不向きを知ることは非常に大切です。営業が向いていると感じた方はそのまま営業になれるように頑張るモチベーションが高まる結果となりますし、営業は向いていないと感じた方は早い段階から違う職種を考えるキッカケにすることができます。
そして、営業活動を行わせていただくインターンシップでは、とにかく社内でも社外でもたくさんの方とお話をする機会が出てきます。今まで話したことのない社会人の方と話すのは緊張するかもしれませんが、コミュニケーション能力はとても高まります。営業のメインはコミュニケーションですし、就職活動でもそれは重要な要素です。コミュニケーション能力が高いのであれば、他の就活生たちよりもかなりリードできます。
ぜひ一度行ってみましょう!
今までは限られたコミュニティの中でコミュニケーションを取ってきた方がほとんどだと思います。営業のインターンシップに参加することによって、今まで見えてこなかった社会人の見ている世界というものを味わうことができます。就職活動をしている段階からそのような世界を感じている学生は、考えも企業の採用担当者に評価されやすいものとなってゆきます。
また、たくさん社外の方々と話す機会があると、間違いなくコミュニケーション能力は高まります。面接も初めて会う採用担当者とのコミュニケーションです。インターンシップでそういった経験に慣れておくことで、他の就活生たちよりも緊張や不安少なく面接に臨むことが期待できます。
以上のように、営業のインターンシップは様々なメリットがあります。行くまでは不安も大きいと思いますが、しっかりと研修を頑張れば大丈夫なようにプログラムは作られているので安心です。積極的に学んで実践する姿勢を持って、頑張ってみましょう。