インターンシップへの参加は近年どんどん人気になっており、応募者数がとても多い場合もあります。そのために、本選考と同じように落ちてしまうことも当然に有りえます。何社もインターンシップに応募しているのに、全て落ちてしまったという話も珍しくはありません。そのようにインターンシップに落ちたり受からなかったりすることが続く場合には精神的にもつらくなってしまいます。そのようなつらさを乗り越えるためにはどうすれば良いのでしょうか。

落ちたことを考えすぎない

 もう既に落ちてしまったことを悔やんでも仕方がありません。精神的にはつらいですが、前を向いて頑張ることで次のインターンシップを合格することが一番の薬になると思います。とはいえ、そうわかっていても簡単には切り替えられないものです。
 落ちてしまうインターンシップは応募者が多数で採用人数を超えてしまっているものがほとんどでしょう。そのような場合、優秀な学生でも落ちてしまうことはあり得ます。また、インターンシップ担当の方との相性もあるため、運の要素もゼロではありません。これは本選考のときにも同じことが言えますが、落ちてしまったことを後悔してその後の選考にも悪影響を及ぼしてしまうことを一番に避けなければなりません。気持ちを切り替えるにはインターンシップの選考を突破することが一番です。落ちたことをネガティブに考えすぎないようにしましょう。

落ちた・受からない原因を考える

 優秀な学生でも落ちてしまうことはあり得るという説明をしましたが、理由がなく落とされるということはありません。その選考では何らかの基準に基づいた採用・不採用があったはずです。自分自身の問題点を分析して、インターンシップに落ちる原因を考えることが次の選考への対策となります。

インターンシップに受かりにくい人の特徴

 各企業によって選考の基準は違いますが、一般的な基準は存在します。いろいろな企業のインターンシップに応募しているのにも拘らず、どこにも受からないという就活生の方はその一般的な基準に到達できていない場合が多いです。いずれの基準もそこまで難しいものではないので、まずはそこから改善していきましょう。

書類選考では?

 まず、インターンシップに受かるための基準の一つ目としては、エントリーシートやインターン応募書などの提出書類のクオリティが挙げられます。応募者が多いとそれだけ提出書類の数も増えてしまいます。そのような状況の中で、書類選考を行う採用担当者の時間は限られています。したがって、短い時間で目を通されたとしても印象に残るような提出書類のクオリティが求められます。誰にでも書けるような内容ばかりのものや、漠然としていて曖昧な言葉ばかりの書類では採用担当者の目にはなかなか留まりません。しっかりと印象を残せるような内容が必要となります。そのためには、自分の今までの経験や長所・短所等をしっかりと深いところまで分析することが必要です。

面接では?

 就活生にとっては企業を深くまで知ることのできるインターンシップという機会は非常にありがたいものです。実際の企業の雰囲気や、社員の方々の業務の流れを味わうことは就職活動でも大きなメリットとなります。しかしながら、企業側はどうでしょうか。インターンシップのために就職活動中の学生を受け入れるためには、貴重な費用や人材、時間を使うことになります。そのため、インターンシップやその後の選考、更には内定後にも一緒にいたいと思える学生を受け入れる企業がほとんどのはずです。
 企業側が求めるのは、その企業のためにしっかりと働いて貢献できる人材や、未経験なことでも前向きに学んで実践していけるような人材であると考えられます。そのような人材が求められているのにも拘らず、面接で採用担当者に受け身な姿勢やネガティブな姿勢を見せてしまうのは良くありません。もしも何か学べそうなら教えてください、というような学生に多くのコストを割くのはもったいないと考える方が多いでしょう。もちろん謙虚な気持ちは就職活動でも重要ですが、必要に応じて自信ややる気、能力等をアピールすることは大切です。その企業のインターンシップに参加し、その後も企業と関わるための成長意欲が強いということや、どんどん自分で考えて行動できるような積極性を見せることで、企業側に貢献できる学生であると評価される可能性が高いです。採用担当者が求める人材であるということを積極的にアピールすることで、インターンシップの選考突破を目指しましょう。

具体的な改善策は?

 自己分析や対策をしっかりとできても、やはりまたインターンシップの選考には落ちてしまうのではないかと不安になる方も多いと思います。そういう場合に何か具体的な改善策はあるのでしょうか。
 まずは、書類選考を突破するために先輩や就職センター等にエントリーシートや志望動機書を見てもらうことは有効な手段です。自分の書いた書類から落ちてしまう原因を見つけることで、新たな発見ができることもあると思います。他には、内定者やインターンシップ選考の通過者に、選考に通る書類の書き方を教えてもらうのも良いです。自分の書いたものと比べて分析することで、多くの気付きがあるはずです。受かる人の書き方を参考にすれば、インターンシップ選考突破も近づきます。

 次に、書類選考を突破してからWEBテストで落ちてしまったという方は、その対策をしなければなりません。WEBテストは対策をしっかりすれば点数が取れるものなので、頑張ればここは通過できると思います。勉強が苦手な方もいるかとは思いますが、就職活動で行われるWEBテストは反復練習をすることでできるようになる問題がほとんどなので、諦めずに頑張ることが大切です。ここで毎回落ちてしまっているという方は、勉強さえしっかりすれば大丈夫ということなので前向きに頑張りましょう。

 最後に、面接対策をやり直してみるということも必要になるかもしれません。面接で落ちてしまっているという方は、いつも話している内容を考え直したほうが上手くいくかもしれません。練習をする際は、できるだけ採用担当者がどのように考えるのかを意識しながらするのが良いです。本番でどのような受け答えになるのかイメージトレーニングをすることは非常に役に立ちます。また、自分ではなく他の就活生が言っていた場合に自分はどう思うのかを想像してみることも有益だと言えます。想像してみたときに、あまりしっくりこない答え方であったり、違和感のある受け答えになってしまいそうなのであれば、ゼロから考えてみましょう。どこから考えれば良いのかわからない方は志望動機から見直すことがおすすめです。魅力的な志望動機をしっかりと書くためには、自己分析と企業分析が必要となります。その二つの分析を深いところまで行うことができたのであれば、志望動機はもちろん他の質問への答えも今まで以上に良いものになるでしょう。そういったことに気を配っていると、具体的で論理的な考えが話せるようになるためです。

■日本最大級の有給・長期インターンシップ媒体にて自分に合ったインターンシップを探す!

就職活動では前を向き続けることが大切

 落ちてしまったことをずっと後悔して立ち止まる必要はありません。むしろそのような時間はもったいないものとなってしまいます。就職活動をすることのできる時間は、無限ではありません。時間との戦いな面も大きいです。したがって、仮に連続して落ちてしまったとしてもそれを次に活かせば問題ありません。常に前を向き続けて頑張りましょう。
 受かるためには書類選考から面接まで、企業側はどのような人材にインターンシップに来てもらいたいと考えているのかを意識しながら対策をすることが大切です。たくさんいる応募者の中で自分が選ばれるにはどうすれば良いのか、あらゆる視点から考えると成長できます。インターンシップ選考を通過するために努力したことは、本選考でも必ず役に立ちます。良いインターン経験を得られるようにするためにも、まずは精一杯頑張ってインターンシップに行ってみましょう。諦めないことが大切です。

■関西で勤務可能なインターンシップを探す