今回も引き続き、新卒で株式会社ディー・エヌ・エーに入社したのち、マーケターとして独立した代表がメディア事業を軸に創業したポップコーン株式会社のインターン生にお話をお伺いしました。
同社のインターンでは、未経験からWebマーケティングを学ぶことができ、Webメディアの運営をまるっと任せてもらえる環境が特徴です。
そんな超実践型のインターンを経て、大手外コンに入社されたA.Sさんに会社の魅力や入社を決めた経緯について語っていただきました。
人生の選択肢を増やすために始めた「長期インターン」
ーー 本日はよろしくお願いいたします。まずは、どのような学生時代を過ごされていたかお伺いしてもよろしいでしょうか?
A.S: 心理カウンセラーになるのが昔からの夢で、大学は心理学が学べる早稲田大学の人間科学部に入りました。それから、実際にカウンセリングのインターンを始め、カウンセラーの方と一緒に仕事を行って経験を積みました。
ーー それでは就職活動でも「カウンセラー」に絞って見ていたのですか?
A.S: いえ、就活期には大手やベンチャーを中心に探していましたね。ずっと目指していた「カウンセラー」という道を簡単に変えることは出来なかったので気付かないふりをしていたのですが、正直、カウンセラーのインターンを行っていた当時から違和感があったんです。
転機となったのは3年生の冬に行った実習で、そこで直感的に「自分にカウンセラーは向いていないな」と感じました。そこで、時期的にも「行動を起こすなら今しかない」と思い、ちょうど最後の募集を行っていた現在の勤務先である外コンを受けました。そこは直感的に合う自信があったんです。
ーー なぜ大学4年生の7月からインターンを開始しようと思ったのですか?
A.S:当時、アルバイトをしていた観光業がコロナ禍で潰れてしまい、代わりの職場を探していたこともそうですが、学生のうちにベンチャーと大手それぞれの利点と欠点を知っておきたかったことが要因としては大きいです。
当時は既に今の会社から内定をいただいていたのですが、実は、ベンチャーに行くか大手に行くか、ぎりぎりまで迷っていたんです。周りには大手を蹴ってベンチャーに行った方も結構いらっしゃったので。そのような方のお話を聞いていると、ベンチャー特有の「裁量の大きさ」と「成長できる」点はやっぱり魅力的に感じました。だから、今後転職する未来も見据えて、代表直下のベンチャーで一度働いてみたいと思ったのが理由ですね。
ーー数ある代表直下のベンチャーから「ポップコーン株式会社」を選んだ理由などはありますか?
A.S: 面接でのポップコーンさんの印象が良かったのが主な理由ですね。具体的には、代表の大澤さんと面談をしたときに、少しの時間話しただけで、大澤さんはとても頭が良い人だと感じたんです。
実際に、彼は金沢大学出身で、新卒でDeNAに入社し活躍した経歴を持つとても優秀な人で、もし大澤さんの話にしっかりついていけるようになったら、自分は大きく成長することが出来ると確信しました。それに加えて、当時は社員3人とインターン生2人の少人数体制で仕事を回していたので、「代表直下」を謳う他のどの企業よりも、代表と近い距離で仕事が出来そうな点も魅力的でしたね。
「働き方」を教えてくれたのはポップコーンでした
ーー インターンではどのような業務をされていたのですか?
A.S:一言で表せないくらい色々やりました。主に行っていたのは、記事の構成や修正を通してSEOの観点から効果性を高めるということです。お客様のwebサイトへの集客を強化する目的で、記事を書いてSEOによる検索上位を獲得するお仕事でした。私は、このインターンに参加するまでライティングやSEOが未経験だったので、入社直後に代表から教えていただいた数冊の本を読んで勉強しつつ、会社で実務に触れながら日々勉強しました。代表の営業に同行して議事録を書きながら隣で勉強させていただくこともありました。
ーー 「この代表の下でなら成長できそう」と思って参加を決めたというお話でしたが、実際に働いてみてどうでしたか?
A.S: 沢山のことを学ばせていただきました。特に身に付いたことは2つあります。
まずは「作業効率性を上げるノウハウ」ですね。これは仕事においての基礎、かつ重要なポイントでもある「作業を素早く正確に行う」ことが目的です。
具体的には、パソコンのショートカットキーやツールを使いこなす、タイピングを早くするといった細かなことです。ポップコーンでは、そこを徹底的に叩き込まれたので、常に作業効率性を意識するようになりました。
実は、作業効率性を上げる具体的な方法については、新卒で入社してから教示を受ける機会がほとんどないんですよ。研修後はすぐに「よく分からないけどとにかくやるしかない」状況に立たされるんです。だから、研修で学ばないそれ以上のことは、自分自身で試行錯誤しながら習得していくことが必要だと私は考えています。
そんな時に、インターンで学んだことが活かされているなと実感しますね。また、会社の先輩が使っているツールやアプリをリサーチして実際に取り入れてみたりと、「作業効率を上げる」ことに対してアンテナを張り、キャッチアップする姿勢も身に付きました。
そして2つ目は、「タスクの本来の目的を考える仕事の取り組み方」です。インターンを始めたばかりのときは、言われた仕事をこなすことに必死で、目の前のタスクしか見ていなかったんです。でもそれだと、その先のお客様のことを常に考えながら仕事をしている代表や社員さんとは話が噛み合わなくて。本来の目的を考えている人と目の前の仕事をやろうとしている人とのギャップにそこで初めて気付いたんです。
ーー なるほど。具体的にそのギャップに気付いたタイミングやポイントはありますか?
A.S:私が記事を仕上げることばかり意識していた時に、代表は「サイトを見るユーザーがどう感じるか」を考えていたところですかね。
作成する記事の内容についてまず代表と話し合うのですが、SEOを頑張れば良い記事ができると考え、その観点だけでキーワードや構成を定めていた私に向かって、代表は「サイトを見る人の層を考えたらそうじゃないと思う」と指摘をくださりました。その時に、代表はサイトを見に来る人が実際に行動するためにはどうするかってところまで考えていることに気付き、自分との差を感じたんです。
そしてそれは社員さん達も同様で、記事についてのフィードバックをいただくときは、「ユーザーに寄り添っているか」を考えさせられることが多かったです。関連する記事や本を沢山読んでユーザーの気持ちを知ろうと努めているメンバーをいつも見てきたので、それもギャップを気付かせる大きな要因だったのではないかと思います。
このような経験を積み重ねていく中で、タスクの本来の目的をすごく考えるようになりましたね。そしてそれは今の仕事でもすごく活かされてるなと思っています。
ーー そのような気付きが得られるのは、代表と近い距離で仕事が出来るポップコーンならではかもしれませんね。
A.S:その通りだと思います。隣の席には社員さん、2つ隣の席には代表がいたので何かあったらすぐに聞けるし、なんなら後ろからちょっと見てきて、「いやそれはショートカット使うでしょ」みたいな突っ込みもされていましたね。
ランチも大体は、その日出社している人全員で行っていました。とにかく、上手く表現する言葉が見つからない程にずっと一緒にいたんです(笑)
ーー 1日1回代表と話す機会があるとかではなく、こまめにコミュニケーションを取られたのですか。
A.S:はい。前述の話に加えて、狭いオフィスだったので、物理的な距離も近かったです。
会議や来客時の話し声とかはほとんど聞こえている状態だったので、代表がどのように営業しているのかを直で見られたし、経営的な話や事業の戦略を練るシーンでは、インターン生である私も話に混ざることがしばしばありました。これは今の会社では考えられないことなので、面白かったし、本当に貴重な経験だったなと感じます。
▼実際のオフィスの様子
何よりも大切なのは、「とりあえずやってみること」
ーー 実際に長期インターンをされていたからこそ分かる、ポップコーンに合いそうな人の特徴はありますか?
A.S:「とりあえずやってみる精神がある人」ですかね。
全くの未知・未経験のタスクをいきなり振られる機会が多いので、それを面白そうだな、挑戦し甲斐があるなと受け止められる人は楽しいと思います。逆に、自分の好きなこと、得意な仕事だけをやりたい人はしんどいかもしれません。だからこそ、やったことがないことに対して、難しそうだな、自分に合うのかなと考えるのではなく、まずは手を付けてみる、そこから始められることがポップコーンだけでなく、ベンチャーフェーズの会社さんで力を発揮できるのではないでしょうか。
ーー 大学3年の終わり頃に進路を変更したり、未経験の職種のインターンに参加するA.Sさんの行動力はどこからきているのでしょうか?
A.S:私は「とりあえずやってみたらいいじゃん」と根本的に思っているタイプなんです。
正直、ポップコーンのインターンに関しても、頭の良いメンバーの中に入ってやっていけるのかという不安はありました。しかし、どんな環境であっても、そこに入ってやってしまえばそれが自分の当たり前になっていくから、動いてしまえば、行きたい場所に行けさえすればそれで勝ちだと思いますね。
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