JR東海(東海旅客鉄道株式会社)は1987年に設立した、愛知県名古屋市(および東京都港区)に本社を置く日本を代表する旅客鉄道会社の一つです。今回はJR東海について詳しく見ていきましょう。


東海旅客鉄道の主な事業内容は?

JR東海とも略称される東海旅客鉄道は、現代的なテクノロジーを活用するとともに、人々から身近に感じられることを主眼としてサービスを提供している鉄道事業者です。東京と大阪とを結んでいる相当大規模な鉄道会社ですが、休日平日を問わず、数分程度に新幹線を通行させていながら、何らも大事故を惹起させたことがありません。
そればかりか、時間感覚についても何ら冗長なところはなく、毎回時刻どおりに通過した旨の車内放送を流しているために、いずれの見地からも優れた鉄道事業者と評価できます。

そして将来的な活躍を約束されているといっても過言ではないリニア新幹線についても、東京と大阪とを最短にしてわずか67分程度で赴けるようになるため、これまでの新幹線を遥かに上回る相当な期待が持たれています。しかも、これは東海旅客鉄道自らの資金で着工されたもので、決して他人資本ではないのです。この点は、就活でも手広く取り扱われることが想定されますから覚えておくと良いでしょう。

さらに、京都をクローズアップしたキャンペーンも実施されたことも記憶に新しいところですね。このキャンペーンは京都への観光客を拡充する狙いがあります。このような感じで、関西方面からの招聘を念頭に東京をクローズアップする旨のキャンペーンも実施されています。

新幹線という公共交通手段であれば、日本人のみならず海外観光客からも需要があります。あまりメジャーではない駅に敢えて降車する観光客もいるようですが、新たな旅行客向けのPRの一環として行われているようです。

東海旅客鉄道は、EX-ICというシステムを採用しているのですが、これは事前にインターネット上で予約するため、自動券売機で購入する手間を省いた便利なものと評価できますね。こうしたことからも、東海旅客鉄道が利用者から広く親しまれることを主眼に置いていることが顕著となっています。

東海旅客鉄道は、これまで培ってきた東海道新幹線をメインに、これをさらに活用していくことを視野に入れています。実はこのような目論見は、競合他社とはまた異なったものなのです。その理由は、東海道新幹線が東京と大阪、それに京都や名古屋などといったように、主要な大都市を行き交うために不可欠であるという性質に由来しているといえます。しかも、相当な長距離であることも大きな特色です。

東海道新幹線によって、東京と関西圏の行き交いは当然視されつつあり、放置しておいても利益を生み出すものと考えられがちです。ただ、そのような現状の状況に至るまでに、東海旅客鉄道は多大なる労力を要しています。特に新幹線自体のスピードや、扱える本数については相当な労力を割いているのですよ。

東海旅客鉄道の創業時には、旧国鉄による巨額の負債を強いられたという経緯がありましたが、並々ならぬ苦労の甲斐あって現状のように東京と大阪とを行き交いできるようになりました。具体的には、旧国鉄が築き上げた鉄道という資産をできうる限り活かした上で、なるべく短いスパンで新幹線を走行させることによって、より効率的な通行ができるように至ったのです。

現時点でも、京都キャンペーンや東京キャンペーンは実施されており、これまで東海旅客鉄道の培ってきた移動手段について相当需要があることを広く知れ渡らせたい旨の意図が見て取れます。そうすると、これまで東海道新幹線を利用してきた層はもちろんのこと、今までそのような機会があまりなかったような層に対してもアピールしているといえます。要するに東京や大阪、京都や名古屋などの間で新幹線をより多く利用することが東海旅客鉄道の利益拡大に直結してくるのです。

リニア新幹線は、東海旅客鉄道のビッグチャレンジといえます。従来の国鉄は国が全面的に費用を拠出していたのですが、これを悪用した議員により、実益を著しく損なった線路が築き上げられてきたのです。それというのも当時は、選挙の際に新幹線を通過させる旨のアピールをすればするほど、投票されていたような時代背景だったのですよ。そのため、ほぼ使われていない路線が存在しているほどです。

リニア新幹線は、東海旅客鉄道が全面的に費用を拠出することについても大いに着目されています。つまり、政治家による悪用は断じて受け入れない旨を訴求しているかのようです。政治家の思惑によることなく、一般層からの利便性を見据えた東海旅客鉄道による本来あるべき線路を築き上げていこうという姿勢が見て取れます。


競合と比較した東海旅客鉄道の強み

そこで、東海旅客鉄道は間口を品川駅に持ってくる旨の戦略を掲げました。リニア新幹線についても、終着点を東京駅まで広げず品川駅に留めることとしています。そのため、今後はJR東日本とで品川駅というパイをかけた争奪戦が繰り広げられることが予測されますが、勝敗の決め手は駅ビルの開発にあるといえるでしょう。

単に線路を築くことに留まらず、人のために尽くすことが東海旅客鉄道の主眼であることは先述したとおりです。ただ、街づくりの観点からは、東京駅をJR東日本に、大阪駅をJR西日本にそれぞれ管轄されていることから、東海旅客鉄道はこれらの駅を所有していなかったわけです。ところが、品川駅については東海旅客鉄道によって手掛けられたものであるので、今後の品川駅の開発についても携わることが可能です。

この点、リニア新幹線も東京駅ではなく、敢えて品川駅を主眼に見据えていますよね。このことからすると、東海旅客鉄道はJR東日本に対して挑戦しているといっても過言ではありません。


東海旅客鉄道はどのような学生を求めているのか

東海旅客鉄道は、競合他社のJR東日本やJR西日本と比較しても、高い利益率を誇っていますから、就活時でも決して手を抜くことはできません。さらには、本来国営であったころからすれば、それなりに一般的なインフラ以上の厳格さが見て取れるといえるでしょう。

このことを如実に示したものが、採用枠につき、総合職採用と専門職採用とに大別されていることです。いずれの採用についても、一般の一流企業同様の大学新卒を原則としている点では同様なのですが、明確な差異があります。

総合職については、いわば幹部になることを前提としたもので、入社することにより昇進に期待でき、高収入の可能性が高いです。

他方、専門職採用については、現場での就業が主体となっています。キャリア形成というものではなく、昇進についてはあまり期待できず、総合職よりは給与は少ないといわざるを得ません。

東海旅客鉄道では、リクルーター面談が実施されているのですが、プレエントリー後にどの候補にするかを選び出すための懇談会が催されることが通常です。その選定にあやかった就活生がリクルーター面談を受けることができるわけです。東海旅客鉄道でのリクルーター面談は、1度のみではなく2度から3度ほど実施されます。その後1次面接、最終選考を経て内定となっているのです。

東海旅客鉄道は鉄道事業者ですから、一般人を顧客対象としてみています。志望理由として、鉄道について詳しい旨をアピールすると内定されないなどとも噂されているようですが、そもそもこれは、鉄道そのものではなく、東海旅客鉄道が人的流れを重視していることを表わしているといえるでしょう。

そのため、東海旅客鉄道の本質を何らも理解せぬままで、単なる鉄道に係る知識を縷々述べたとしても、総合職での内定を得られる確立は低いといえます。後は、そのほかの一般的な業種でのESや面談の流れと異なるところはありません。

人に対していかにして根底を支えていくかを主眼にアピールすると、良い結果をもたらす可能性が高まるといえます。


グループディスカッション(GD)対策!進め方やコツなどについて

まとめ


いかがでしたか。

ご興味があればぜひ東海旅客鉄道を受けてみてください。


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