基本的に就活はいつまで続くの?
就活に明確な終わりの時期はあるのでしょうか。
大企業を受けたりすると、選考も4次面接や5次面接までなどたくさんありますし、希望の企業からはなかなか内定が出ずに、就活は長くて大変だと実感するものです。だからこそ、就活はできることなら早く終わってほしいという人が多いでしょう。
就活がいつまで続くのかを知ることで、計画的な行動をとれるようにもなります。
就活の終わりは、志望している企業から内定が出たときですよね。
早い人で大学4年生の夏にかけて就活が終わっています。
2019年卒であれば、エントリーや企業説明会が始まるのが大学3年生の3月で、大学4年生の6月から試験や面接が解禁されるというスケジュールが基本です。
サマーインターンシップなどに参加していれば、大学3年生の6月頃には就活に動き出しているということになりますね。
もちろん、企業エントリー開始前にOB・OG訪問をしたり、自己分析や業界研究の時間をとったりする人もたくさんいるので、スタート時期はバラバラだとも言えます。
実際、大学4年生の6月から試験や面接開始とはなっていますが、もっと早く選考に動いている企業もあります。その選考がスムーズに進み、志望していた企業から内定の約束を得られれば、そこで就活を終える人もいます。
それが、夏にかけて就活が終わっている「早い人たち」です。大学4年の7月には就活を終えているでしょう。大企業は割りと早い段階で選考を終わらせていきます。
中小企業などは、大企業が終わったタイミングで選考を本格化させたりしているので、志望先によっても終わる時期は変わってきます。夏頃に就活を終わりにしても、正式に内定が出るのは10月です。それまでは内々定として扱われるので、10月の内定をもらうことで本当の意味で就活が終わったと言えますね。
一方、就活がなかなかうまくいかないと、終わる時期もどんどん先に延びていきます。内定がもらえない、内定がもらえても自分の本来の志望とは違う、そうなってくると就活を続けていくほかありません。
終わる時期はその人個人の気持ち次第ですから、納得がいかなければ内定が出ても就活は終わりません。内定が出る10月になっても就活をしている人は少なくないですし、大学4年生の3月という卒業間近でも就活を続けている人もいます。就職浪人をして、次の世代と一緒に就活を再開する人もいます。
就活は、スムーズにいけば夏頃に終わり、たいてい秋頃には内定が出ている印象です。ただ続けなくてはいけない状況や気持ちがあるなら、大学4年生中には終わらないこともあるということです。
早く就活を終わらせるにはどうすればいい?
企業で働くことは楽しみにしていても、たくさん就活をしたいと思う人は少ないはず。志望企業から内定・内々定をもらって、就活をさっさと終わらせたい気持ちはみな同じでしょう。では就活を早く終わらせる方法はあるのでしょうか。
まず、就活のスタートがそれぞれにあるように、就活の終わりも明確なものはありません。個人の決定次第で終わらせることは先述した通りです。終わる時期が早い人、遅い人でも、就活にかけた時間でみると変わらないなんてこともあります。それは、就活が早く終わる人は、大学3年生の頃から動いていたりするためです。
就活を早く終わらせるためのポイントは、「早く動き始めること」です。一般的なスケジュールの通りに動いていると、就活の波に乗り遅れる可能性が高いでしょう。数年前は、3年生の冬頃に一斉に就活が始まっていたので、そこまで早く動き出す人というのは多くなかったのです。
しかし、現在は就活の前倒しは学業に支障をきたすという理由などもあり、就活のスケジュールが遅れています。これでは普通に選考していては間に合わない、というのが企業の考えです。そこで、解禁前に学生を集めて面接のようなことも開催されているわけです。そうなると、スケジュール通りに動き出した人はすでに一歩、二歩と遅れてしまいます。
就活に早くから取り組んでいる人は、3年生時のサマーインターンに参加しています。だいたい3年生の6月、7月あたりには企業で働いてみて、就活に役立つエピソードだったり、スキルだったりを身につけ始めます。
そのほか、OB・OG訪問や、企業がひっそり行なっている座談会など、情報収集をしたり、コネクションをつくっておいたりと動いているわけです。それが選考でうまく活かせれば、スムーズに内定まで進んでいけたりするのです。
また、早く動き始めるというのは、何もインターンやOB・OG訪問、座談会に参加するだけではありません。
自己分析をすること、業界研究をすること、ES対策、試験対策、面接対策…など、就活ではやるべきことがたくさんあります。自己分析ができていないと就活での立ち回りも迷いが生じます。
試験・面接が始まってから対策を始めても、時間がかかるものなので間に合わない場合が多いでしょう。対策に必死でなかなか選考に参加できていないなんてことになってしまうと、チャンスをいくつも逃していることになります。
特に面接などは、一人でやっていたり、模擬面接を経験したりしても、本番でうまくアピールするには慣れが必要です。企業への志望度が高ければ高いほど、緊張でガチガチになったりします。そうならないためにも、企業での面接を早いうちに経験する必要があると言えます。
3年生の6月からインターンなどで就活に動き出している人は、結局全部で1年くらいは期間がかかっているということになります。そうなると早く終わったという印象も薄いかと思います。
ただ、「結局就活にかけた時間が一緒なら大学4年生になってからでもいいや」という人はそれでも構いませんが、早い時期に終わらせることは結構メリットがあります。
まず4年生は授業が少ない人が多いので、アルバイトをしたり、友達と出掛けたり、自由な時間を自分の好きなように使えます。先の計画も立てられるので、卒業旅行先を決めて、そのためにお金を貯めて…という楽しみを満喫できるのも大学4年生ならでは。
内定先での仕事のために資格取得に励んだりすれば、社会人としてのスタートも気持ちよくきれるでしょう。
社会人になるまでの貴重な時間を悠々自適に使うことも、もちろんOKです。早く就活を終えると気持ち的にも余裕ができますよね。就活が長引くと、「みんな遊んでいるのに自分だけ…」と気持ちが落ち込んでいくこともあります。募集企業も減っていき、もっと早く取り組んでいればと思う人も多いのです。
早く就活を始めたからといって必ずしも夏頃に終わるわけではありませんが、早い段階で就活のコツをつかめますし、早く終わったときのメリットを考えると悪くはないと思います。
まとめ
就活の終わる時期は人それぞれですが、夏や秋が過ぎてくれば、募集する企業の数も減ってきます。すでに応募が締め切られていたなんてことにならないように、スケジュールについては各自でしっかり確認しておくべきでしょう。
就活が思うようにいかないと、翌年に再チャレンジということもあります。それはもちろん悪いことではないので、納得のいくまで就活に取り組んでほしいと思います。就活に取り組み始める時期にも、正解や不正解はありません。
ただ早く終わらせるメリットもありますので、早い時期に就活を終わらせたいという人であれば、そもそも動き出す時期や本番に向けての準備をしておくと良いでしょう。