就活でTOEICを受ける方は多いですよね。
TOEICの点数が低いと、書類選考で落ちてしまう!と考える学生の方もいらっしゃるでしょう。
しかしTOEICは本当に就活に有利になるのでしょうか?また受けるにあたって、いつまでに何点取ればいいのでしょうか?
今回は、そんな就活におけるTOEIC事情についてお話しします。
TOEICは就職活動に必要?
結論から言うと、必ずしも有利に働くわけではないです。
TOEICが高いという理由だけで採用されることはありません。
TOEICが高いから大丈夫と安易に考えてはいけません。あくまで、補助的な、一つのアピールポイントとして捉えましょう。
実際に、筆者の友人で、TOEIC900点代後半を持っている人でも、就活で苦戦していました。
やはりESや面接での評価の方が大事になってくるわけです。
そう考えると、TOEICよりもESや面接対策に時間を割いた方がいいといえます。
とはいえ、TOEICスコアが高いに越したことはありませんし、企業によってはある程度のTOEICスコアの提出が必須となってきます。
採用時にTOEICスコアを参考にしている企業は多いといえます。
書類選考の足切りにTOEICスコアを用いる場合もあります。
自分が受けたい企業がTOEICスコアを求めているかどうか、事前に確認しましょう。
TOEICスコア何点以上から応募可能と明記していない場合であれば、OB・OGにTOEICのスコアが必要であったかと質問してみるのも良いでしょう。
では、どのくらいのスコアが求められるのでしょうか?
就活時、企業が求めるTOEICの点数とは
基本的に就活では600点以上でれば、履歴書に書くことができると言われています。
また人気企業の英語が必要な部署であれば、730点以上でスタートラインに立てます。
また、外資系のトップ企業に入りたいのであれば高得点が必須でしょう。
800点はないと内定は難しいと考えられます。商社や海運業界などの英語力が求められる企業も同様です。
ただ、外資系企業では、TOEICの点数が高くとも、英語を話すことができなければ落とされることもあります。
企業によっては、英語面接と呼ばれる、その場で、英語を与えられたテーマに沿って話すことが求められることもあります。ですので、TOEICのスコアだけでなく、最低限英語を話せるようになっておく必要があるでしょう。
ちなみに外資系金融のトップ企業である、ゴールドマンサックスの内定者の平均TOEICスコアは922点だそうです。(外資就活ドットコム調べ)
このような企業では、英語を話せるのは、前提であると言えるでしょう。
上記の通り、外資系企業や、英語を使う仕事を目指しているのであれば、TOEICで高得点を取ることが望ましいでしょう。では、いつまでに、高得点を取るべきなのでしょうか?
いつまでにTOEICを受けるべき?
TOEICのスコアは、
オンラインでの結果発表は、試験日から3週間後の月曜日の午後あたりから、
スコアシートの受取に関しては、1ヶ月ほどかかります。
受験したらすぐに結果が得られるわけではないので、余裕を持って受験するようにしましょう。
受験時期としては、サマーインターン選考が始まる大学三年生の6月より前に、一定のTOEICスコアを確保しておくとスムーズです。
6月にウェブ上でTOEICのスコアを記入することを考えると、4月・5月までに受験すると良いでしょう。
また、遅くとも外資系やベンチャー企業の本格的な選考が始まる12月より前に受けておくことがおすすめです。
しかし受けるのを忘れてしまった!すでに12月以降だ!なんて方もいらっしゃると思います。外資系やベンチャー企業以外の企業の選考開始時期は、多くの場合、3月です。
つまり、3月の企業のプレエントリーの期限に間に合えば良いので、1月・2月までに受験し、TOEICスコアを記入できるようにしましょう。しかし、あまりにもTOEICの勉強に時間が取られるようであれば、自己分析や面接対策など、その他の就活準備に時間を当てたほうが得策かもしれません。
また気をつけるべき点として、TOEICは申込期限が早いです。
受験日の1ヶ月以上前に、申込みが終了します。
例えば、2018年4月8日のTOEICを受験したい場合、
インターネット上で申し込むのであれば、2月中に申込む必要があります。3月に申し込むと、試験日は5月になってしまいます。ですので、早めから試験日を確認するようにしましょう。
まとめると
TOEIC申し込み期限:試験日の1ヶ月+数日以上前まで
TOEICスコアの結果通知:試験日の約3週間以降
です。意外に時間がかかるので、気づいたらもう遅かった、なんてことがないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は就活におけるTOEICについてお話ししました。
TOEICで高得点を取ることももちろん大事です。
しかし資格にこだわり過ぎず、自己分析や面接慣れをしていくことが内定への近道と考えられます。
時間があまりないのであれば、優先度は下がってくるでしょう。
この記事を読んだ皆さんの就活が上手くいくことをお祈りします。是非参考にしてみてくださいね。