就活が本格化してくるとエントリーシートや面接対策に、自己分析をしている人は多いのではないでしょうか。
今行っている自己分析結果は、正しい分析でしょうか。ちょっと不安になりますよね。
正しいのかどうか見極めることが難しい自己分析。ですが、そんな自己分析が正しいかどうか確認することができるって、ご存知でしたか?

その方法とは、「他己分析」。ここからは、他己分析の効果的なやり方等をご紹介します。
ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。



他己分析とは?

他己分析とは、簡単にいうと他人に自分を分析してもらうことを指します。他人が評価することで、客観的なデータが手に入りますし自分の知らない部分を知ることができる、きっかけになりますよ。

他己分析のメリット


1.客観的なデータが得られる

自己分析も大切なプロセスですが、それだけでは客観性に欠けますよね。そんな状態で自己PRやエントリーシートを書いても説得力がありません。
他人に分析してもらうことで、客観的な視点からの評価が手に入るので説得力のある自己PRやエントリーシートの材料になります。

2.自分の自己分析が正しいかどうかの判断になる

自己分析をすると、どうしても自分の短所に目を向けることができなかったり、自己分析が正しいかどうか分からなかったりしますよね。
他己分析をしてもらい客観的な評価をしてもらうことで、自己分析が合っているかどうかの判断になりますし、目を背けがちな短所も教えてもらうことができます。
せっかく自己分析をしたのなら、答え合わせをする意味でも他己分析は必ず行いましょう。

3.自分の知らない強みがわかる

自分のことは自分が一番知っていると思いがちですよね。しかし、意外にも自分でも分かっていない部分もあります。
どうせなら、自分の強みを就活にも活かしていきたいところです。
客観的に評価してもらうことで、自分では気が付かないような強みを知ることが出来ますよ。
就活は何かと不安になりがちです。自分の強みを知っていくことで自信にもつながっていくので、就活に前向きに取り組んでいくことができますよ。

4.自信がつく

上記でも少し触れましたが、自分の強みを知っていくことで自信にもつながりますし、他己分析を通して自己分析が正確になることで自己PR等が堂々とできるようになります。
自分が採用側に立って考えていただくとわかると思いますが、面接の際に自信に満ちている人と自信がなさそうに話す人だったら、自信に満ちている人を採用して一緒に仕事したいですよね。
それだけ自信に満ちている人というのは、印象がとても良いです。面接の印象を良くするためにも、他己分析は必ず行いましょう。

他己分析の質問項目

ここまで、他己分析のメリットについて説明してきました。しかし、他己分析といっても何を質問すればいいのかが曖昧ですよね。
「私のことを、どう思うか?」といった曖昧な質問では、質問された側も困ってしまいますし、効果的な他己分析になりません。
具体的な質問項目を以下に挙げていきます。今後の他己分析の参考にしてみてください。

1.私の長所は?
2.私の長所は?
3.私の第一印象は?
4.第一印象と今では印象がどのように変化したか
5.集団での私の役割は?
6.改善したほうがいい部分は?
7.何をしているときが楽しそう?
8. 何をしているときがつまらなさそう?
9.私がもっと伸ばしていけると思う部分は?
10.私を一言で表すと?
11.どんな社会人になると思う?

これにプラスして自分が気になっていることを加えてアレンジしてみてくださいね。

【就活マナー】面接の際に気を付けるべきマナーを知っておこう

効果的な他己分析のやり方!



ここまで、他己分析について説明してきました。他己分析には、効果的な方法があるのをご存知でしたか?
方法次第で、せっかく他己分析をしても効果が半減してしまうことも。効果的な他己分析のやり方を、ご紹介していきます。

「ジョハリの窓」という分析方法をご存知でしょうか。「ジョハリの窓」とは、自分から見た自分の認識と他人から見た自分の認識のレベルを4つに分類することで、自己認識を分かりやすくする方法です。

具体的には、①開放の窓②盲点の窓③秘密の窓④未知の窓の4つに分類していきます。

①の開放の窓は、自分も他人も認識している部分、②の盲点の窓は自分が知らずに、他人が認識している部分、③の秘密の窓は自分が知っているが、他人は認識していない部分、④の未知の窓は誰もまだ知らないことです。
この4つの項目に他己分析の結果を分類していくことで、自己分析の結果と照らし合わせ自己認識のずれや自分の知らなかった一面を知ることができます。
一枚の紙にまとめていくと分析結果が一目瞭然なので、おすすめの分析方法です。

誰に分析してもらえばいいの?

さて、他己分析とは誰に分析してもらえばいいのでしょうか。最初に思いつくのは友人や家族かもしれませんね。
しかし、そのほかにも効果的な分析をしてもらえる人がいるんですよ。


1.友人

まずは、親しい友人に他己分析をお願いしましょう。親しい分、自分のことをよく知っているでしょうし何より頼みやすいですよね。
しかし、親しい分遠慮して短所等を分析してくれない可能性もあるので、最初に正直に答えてくれるように頼みましょう。

2.家族

生まれた時から一緒に過ごしている家族なら、かなり詳しく分析してくれるでしょう。良くも悪くも自分のことを知っているので、自分の改善点等も見えてきますよ。

3.接点があまりない人

意外かもしれませんが、接点があまりない人に他己分析を頼むのも効果的です。
自分をあまり知らない分、遠慮なく分析してくれますし違う視点からの分析もしてくれます。
違う視点から自分を分析してもらうことで、自分の知らない一面を知ることにもつながりますし、自己分析も幅が広がり、より効果的な分析結果がでますよ。

具体的には、友人の友人や、ゼミやサークルであまり話したことが無い人、教授や友人や知人の後輩や先輩に他己分析を、お願いするといいでしょう。

他己分析を、お願いする人数の目安

大体ですが、目安として10人前後に他己分析をおねがいしましょう。ちょっと多いかもしれませんが、お願いする人数が多ければ多いほど分析結果の精度は上がっていきます。
10人を目安として、なるべく多くの人に頼みましょう。

他己分析結果をどのように分析したらいい?

他己分析結果がでたら、ジョハリの窓を参考にしながら自分なりに分析していきましょう。
分析してみると自分の認識のずれ等が発見できると思います。
自己分析と他己分析を照らし合わせて、ギャップがあった部分は自分の改善点です。
逆に、自己分析とのギャップが無い部分は自分の強みと認識して、これからも伸ばしていきましょう。
他己分析をしたら、しっぱなしではなく必ず自己分析と照らし合わせてくださいね。
他己分析は自己分析と照らし合わせることで、初めて効果が出ますよ。

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まとめ 

ここまで、他己分析について説明してきました。他人に自分を分析してもらうことは恥ずかしいですし、時には分析結果にショックをうけることもあるかもしれません。
しかし、就活で必ず行う自己PRやエントリーシートを書くときに必要になってきます。
就活では、説得力のあるアピールが、とても重要になります。就活を無事に乗り切るためにも他己分析をお勧めします。

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