洋服やアクセサリーなどが大好きな大学生にとって夢のような就職先がアパレル業界かと思います。
大学時代からファッションが大好きでいつかはアパレル業界に入ってブランドを立ち上げたいなんて夢を持っている大学生もいるのではないでしょうか。
学生の間はアパレルにアルバイトとして関わっている人もいたり、アパレルに直接関わっている服飾系の大学に行っているという人もいるのではないでしょうか。
しかし、アパレル業界の半ば不透明なことも多く分からないことも多いかと思います。そこで今回はアパレル業界の現状について紹介したいと思います。
アパレル業界の現状(市場規模、課題等)
アパレル業界は、年齢問わず洋服は商社にとって必需品でもあるため、伸び続けている現象にあります。
TPOに合わせて必要な服装も変わってきたり、それぞれの好きな服を来たりとアパレルは楽しみ方が自由なため、様々なブランドが売れています。
依然として伸び率は他の業界よりも大きいと言う事実はあるのですが、あまり甘い業界ではないと言うのも真実です。
それは業界内で勝ち負けがハッキリするというのがあるからです。アパレル業界が成長していく一方で、多くのアパレル企業の売り上げはマイナスのままです。一定数のアパレル企業が売り上げを伸ばしていて、あまり売れない企業は売れないままマイナスの道を進んでいきます。
近年ではしまむらやユニクロ、自由などの代表的なファストファッションのアパレルブランドが注目されていたり、IT化に伴って店頭販売ではなくインターネットショッピングに力を入れ始めるブランドも多いです。今後はアパレル業界やファッション業界のIT化が業界を勝ち残るカギとなってきそうです。
アパレル業界の今後 の動向
アパレル業界の今後の動向ですが、社会のニーズに合わせて動く必要があるため、これからの社会がどうなっていくかによって大きく変わってくるかと思います。
ITが現代を引っ張っているためこれからは、インターネットショッピングや現在のZOZOTOWNのようなネットを通してアパレルを作っていくということが主体になっていく可能性があります。
また安価な衣料品が現代では売れており、その影響が出ているのがユニクロやGUです。これからも効果でお洒落なものよりも安価で購入しやすい衣料品が売れる時代が続くのではないでしょうか。
もし、これからアパレル業界に就職すると言う学生がいるのであればそういったことも頭に入れておくと、就職活動では有利かもしれません。
もしかすると、デザイン等は人間が制作し、実際に服を作る作業はロボットが担当するなんていうことも近い未来でありえるかもしれません。そうなると、雇用人数が減っていき、就職できる学生も減ってくるのかもしれません。そういった意味では人間にできて、ロボットにはできないそんな作業があると、人間の仕事も減らずに済むのかもしれません。
「アパレル業界で働く」とは
アパレル業界といっても、仕事は様々な職種があります。皆さんもイメージがつくと思いますが、衣類を作っている人と衣類を売っている人は職種が違います。アパレル業界はたくさんの人の手によって作られている業界です。
例えば、商品開発を担当する人は完全に裏方の仕事かと思います。デザイナーと呼ばれるのもこのポジションです。デザインといっても服の素材を決めたり、それによるコストを測ったりとその仕事はとても幅広く行われています。もちろん流行に合わせたトレンドの服を作るのもデザイナーの仕事です。
そして、デザイナーのデザインを実際に形にするのがパタンナーと言う職種の仕事です。こちらも商品開発部門の中で重要なポジションかと思われます。
次に服装と言えど今年はどんなトレンドが流行るのか逆にどんなトレンドが消えていくのかなどのマーケティングが必要となります。このマーケティングをしたり広告を売ったり、マスコミ対応するのがプレスと言う職種の仕事です。大事なのはブランドイメージなどを考えてブランディングをすることだと言われています。
次に生産管理や在庫管理をする部門の仕事です。服を作るための資材を調達したり、服を作るための工場を確保したりと服作りに欠かせない存在です。また、売れ筋の商品などの生産量を多くしたり、あまり売れてない服を減らしたり等の管理をしているのもこの仕事です。
最後にショップ店員です。あくまでブランドが売れるか売れないかはここの仕事にかかっているといっても過言ではありません。おそらく、アパレル企業に入社すると最初はショップ店員からのスタートとなるでしょう。その後に店長になったり、重要なキャリアを任されたりすることも多いかと思います。人と話したり、実際に売るのが好きだと言う人ショップ店員を務めていることが多いです。
アパレル業界は基本的に年収が低いと言われていますが、実際はどうなのかと言う疑問がわいてくると思います。
現在のアパレル企業で現在年収ランキング1位なのがオンワードと言う企業です。オンワードはインターネット通販に力を入れており雇用人数も少ないため年収が高くなっていると言う傾向にあるようです。そのオンワードの年収が約9,200,000円となっています。
逆に店頭販売等に力を入れているしまむらの年収は約5,800,000円と大きく差が開いています。
雇用人数によって、年収が大きく変わってきており店頭販売が主な企業はその分年収も低くなりやすい傾向にあるようです。この先の年収はそういったいかに人を雇用せずに、企業を成り立たせるのかという点によって、大きく変わってくるかと思います。そのため、年収の高い企業は人を雇わないため、入社するのも困難になる可能性は大いにあり得ます。
アパレル業界 売上げ企業ランキング
ではここで気になるアパレル業界の売り上げランキングを見てみましょう。
1位は世界から愛されるユニクロを経営しているファーストリテイリングと言う企業です。ちなみにファーストリテイリングはGUも展開しているため日本ではなじみの深いグローバルな企業かといえます。
2位はこちらもお馴染みのしまむらになります。こうしてみると低価格帯の商品を売っている企業が売り上げを上げていることがよくわかるかと思います。
第3位はオンラインショッピングに力を入れているワールド、第4位はオンワードです。こちらの1つの企業はIT化が進んだ現代で有利なオンラインショッピングに力を入れて業績を伸ばしている企業となっています。
ある意味で時代のニーズに合わせた戦略などを使っている企業です。それぞれの企業の戦い方があり、世界に認められたアパレル企業が売れていると言う印象を強く受けます。
まとめ
アパレル業界は、ファッションが好きな大学生にとっては夢のある業界かと思います。もちろん業務内容は簡単なものではありませんが、おそらく充実感に溢れた仕事となるでしょう。もし、自分でブランドを立ち上げたいなどキャリアを通して夢があるのであれば自分から足を運んでみても良いのではないでしょうか。
また、接客が好きだという理由からアパレル業界に飛び込む学生も少なくはありません。自分のアルバイトなので接客業をしていた場合、アパレル業界で接客をし続けて、自分の好きを仕事にしてみても良いのではないでしょうか。