インターンシップで遅刻が確定してしまったらどうすればいい?
インターンシップは、その後の就職活動にも影響する大事な機会です。
そんな大事な機会に、遅刻することが確定してしまったらどうすればよいのでしょう?
例えば、いつも通りの時間に起きて、いつも通りの電車に乗ろうとしたら、電車が運休していたら…?
例えば、朝早くから家族が急に具合を悪くして、病院に連れて行かなければならなくなったら…?
例えば、ただただ思いっきり寝坊してしまったとしたら…?
「どうしよう!やばい!」と焦りますよね?
焦らない方は、おそらく一般常識的に考えてまずいです。焦ってください。
でも大丈夫です。きちんとした対処ができれば、印象が悪くなることを避けることができます。
トラブルや、やむを得ない事情があって遅刻してしまうことは仕方ありません。
(さすがに寝坊は論外ですが…)
むしろ大事なのは、その後の対処なのです。
適切な対応ができたのであれば、急激に印象が悪くなることは避けられるでしょう。
そこで今回は、「インターンシップに遅刻してしまう場合の対処法」について、お話していこうと思います。
まずはすぐに連絡!
これはインターンシップだけでなく、あらゆることに当てはまる話です。
何かトラブルが発生した場合には、まずはとにかく連絡をしましょう。
連絡もなしに遅刻するのは完全にNGです。
インターンシップであれば、必ず担当の方がいるはずです。まずはその方に連絡をすることを最優先にしましょう。
おそらくメールアドレスは知っているかと思いますが、もしも電話番号を教えてもらっているのであれば、電話をかけてしまいましょう。
メールで連絡するよりも詳しく話ができるうえ、連絡として確実です。
また、この連絡は遅刻することに対する謝罪でもありますから、礼儀としても電話のほうが適切だと思います。
というのも、メールでの連絡の場合、相手がチェックしているか分かりません。
ですから、確実な連絡とは言えないのです。
しかし電話をかけるにしても、担当の方も業務時間ですから、仕事をしていて出られない可能性も当然あります。
電話をかけて相手が出なかった場合には、メールを送るようにしましょう。
くり返しますが、「連絡をしない」のはダメですからね。
電話をかけるかメールを送るか、どちらかは絶対にするようにしましょう。
連絡方法(電話編)
電話で話すときは、大きな声ではきはきと話すことを心がけましょう。
周囲がざわついていると内容が聞き取りにくくなってしまいますので、できれば周囲が騒がしくない静かなところで電話をかけると良いかと思います。
電話で連絡を取る場合には、以下の点をしっかりと伝えるようにしましょう。
・相手の確認
まずは「○○様の携帯電話でよろしいでしょうか?」という確認から入りましょう。
相手が名乗ってくれた場合には不要です。
・自分の名前
担当の方だという確認が取れたら、用件よりも先に、自分の名前を話しましょう。
「インターンシップ生の○○と申します。」
というように、しっかりと自分が何者なのかをまずは伝えましょう。
急ぎの用件であれば真っ先に用件を伝えたいところです。
ですが、誰からの連絡かわからなければ、余計に混乱してしまいます。
自分が誰かを明かしてから、本題に入るようにしましょう。
・謝罪、遅刻してしまうこと、理由
挨拶が済んだらいよいよ本題です。
どれほどやむを得ない事情であれ、遅刻は相手方に迷惑をかけることになります。ですから、用件を話すより先に謝罪の言葉を伝えましょう。
「大変申し訳ないのですが、○○という事情のために遅刻してしまいます。」
このように話せると良いかと思います。
相手と話をする際には、しつこいくらいに謝罪するくらいの気持ちで話をしましょう。
そして、ここが最も重要です。
自分がどのような事情で遅刻してしまうのかを、正直に、真摯に話しましょう。
やむを得ない場合には、相手方も必ずそれを考慮してくれるはずです。
何度も言いますが、寝坊は本当に論外です。NGです。
理由を正直に話せと言ったばかりですが、寝坊と正直に言ってしまうと、おそらくその日であなたのインターンシップは終了するでしょう。
寝坊してしまったときは、苦肉の策ですが、体調不良という理由にしましょう。
これでも印象は良くありませんが、寝坊と正直に話すよりはいくらかマシです。
本当に体調が悪くて遅刻してしまう場合は、具体的な症状を伝えるようにしましょう。
「いつから、どのような症状があるのか」をきちんと伝えれば大丈夫かと思います。
家庭の事情や交通機関のトラブルなどの事情で遅刻してしまう場合には、その旨を正直に相手に話します。
ここで相手から何らかの指示があった場合には、それに従うようにしましょう。
・何時ごろに到着できるか
遅刻してしまう旨を話したら、自分の現状とこれからの行動にかかる時間を計算したうえで、到着できる時刻を相手に知らせるようにしましょう。
「これから△△しますので、○時には到着できます。」
というように、自分のこれからの行動と、確実に会社に到着できる時刻を相手に伝えることが重要です。
もしも時間が不確定になってしまう場合は、時間が分かり次第、再度連絡をするようにしましょう。
連絡方法(メール編)
電話の場合には相手方と話ができれば概要は伝えられるかと思いますが、メールではそうはいきません。
基本的に伝えることは電話と変わりませんが、伝えるべき情報をきちんと伝えられるように、しっかりと確認しておきましょう。
・件名
多くの方が忘れがちですが、メールには「件名」をきちんと書くのがマナーです。
メールが届いたときに、最初に目に入るのが件名です。ですから、件名には内容の要約を書きましょう。
「件名:遅刻のご連絡」/「件名:遅刻届」
このように、内容を伝えるために適切な件名を入力しておきましょう。
・挨拶と自己紹介
まずは本題に入る前に
「お世話になっております。インターンシップ生の○○です。」
と、自分が誰なのかを明かして、挨拶をしましょう。
誰からの連絡か分からなければ、企業側も対処のしようがありません。
ふつうに会話をするときも、まずは挨拶から入りますよね?それと同じです。
印象を和らげるためにも、いきなり本題に入るのではなく、ワンクッション置いてから話しはじめましょう。
・遅刻する旨と謝罪文
「大変申し訳ございません。○○という事情があり、本日のインターンシップに遅刻してしまいます。」
事情はできる限り詳しく、丁寧に書くようにしましょう。
そのほうが相手も状況を把握しやすくなり、連絡がスムーズになります。
例えば電車のトラブルだったら、どの路線で起きているトラブルで、どのくらいの遅れ・運休となるのかをできる限り伝えるようにしましょう。
・これからの行動と、何時に到着できるか
「これから~~しますので、○時には到着できます。」
このように、自分のこれからの行動なども伝えておきましょう。
注意すべきなのは、ここで伝えた時刻は「確実な時間」にすることです。
伝えた時間にもう一度遅刻しようものなら、あなたの信用はものすごく下がります。
ゼロになると言ってもいいでしょう。
遅刻に遅刻を重ねてしまっては、一人の社会人として失格です。
相手側に迷惑が掛かっていることを自覚して行動しましょう。
・もういちど謝罪
「大変申し訳ございません。よろしくお願いします。」
というように、最後にもう一度、謝罪の言葉を書いておきましょう。
相手に「本当に申し訳なく思っている」ことを伝えなければなりません。
謝罪の言葉は最初と最後の2回、くり返しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
インターンシップで遅刻が確定してしまった場合には、「とにかく担当の方と連絡を取ること」を最優先に行動するようにしましょう。
無断で遅刻するようなことは決してしてはなりません。
さて、今回は、遅刻してしまう時の対処法についてお話ししましたが、基本的には遅刻を避けるように動くのがベストです。
例に挙げていた「電車の運休」などの思わぬ交通機関のトラブルがあってもいいように、時間に余裕を持って行動すると確実ですね。
遅刻のリスクはできる限り、取り払っておきましょう。
ですがどこまで気を付けても、家庭の事情などの、予想外のトラブルなどで遅刻してしまうことがあるかと思います。
そんなときに、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
遅刻には十分に注意して、未来につながるインターンシップにしてくださいね!
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