(目次)

・面接においてインターン生が受付してから入室するまでに把握しておくべきマナー

・インターンの際の受付してから入室するまでの流れ


■面接においてインターン生が受付してから入室するまでに把握しておくべきマナー

インターンがスタートすると、会社を初めて訪問するために多くの人が緊張するでしょう。社会人の場合は、会社を営業などで訪問することを積み重ねることによってだんだん慣れてくるでしょう。しかし、インターン生の場合は、まだ会社を訪問するのが慣れないためよく分からないマナーも多くあり、この戸惑いや心配が表情に現れる場合もあります。ここでは、面接においてインターン生が受付してから入室するまでに把握しておくべきマナーについてご紹介しましょう。

●インターンの案内、住所、緊急連絡先を事前に確認する

ここでは、慌てないように、インターンの当日までに準備すべきことについてご紹介しましょう。

・インターンの案内を事前に確認して持ち物を準備する

インターンの案内には、持ち物や受付方法が記載されています。忙しいためインターンの当日に準備するような人も多いでしょうが、履歴書が準備できない、自宅のプリンターが故障して受付票がプリントできない、などというようなこともあり得るため、当日に確認するのはリスクがあります。また、必ず前日には再度インターンの案内を確認しましょう。

・インターン先の場所を確認する

インターン先の場所をスマホなどで確認したりすることもできますが、モバイルバッテリーなどを充電が不足した際のために準備しておきましょう。場所がよく分かるように、紙に地図をプリントしておけばさらに安心です。電車で行く際は、駅のどこの出口から出れば近いかが大切な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。駅の出口が違ったのみで、全く場所が分からなくなる場合もよくあります。

・緊急連絡先を確認しておく

インターンの案内などにある緊急連絡先の電話番号を、事前にメモしておきましょう。電車が急に遅れたり、場所が分からなくなったりした場合などは、緊急連絡先の電話番号に連絡しましょう。

●インターンの当日は20分~30分前に会社に着く

基本的に、遅刻は厳禁です。インターンに遅刻するような人は、会社に入った場合でも大切なシーンに時間が守れないと考えられても仕方がないでしょう。遅刻した回数をメモしておいて、一定の回数以上遅刻した場合は選考内容に関係なく不合格ということを、会社によっては決定していることもあるようです。また、このような場合でなくても、遅刻をよくする人であると見られるとマイナスなイメージに間違いなくなります。そのため、特に知らない会社に行く場合は、20分~30分は決められた時間より早めに着くようにすると安心です。早めに着くようにすると、もし場所が分からなかったり、電車が遅れたりした場合でも間に合います。

●5分~10分前に訪問する

会社を訪問した際に、スーツを着て会社の前で立っているようなビジネスマンを目にすることもあるでしょう。このようなビジネスマンは、約束した時刻になるまで会社の前で待っています。会社の前までは約束した時間より相当早く到着した場合でも、訪問が早すぎると、使う予定の会議室がまだ空いていなかったり、会社の担当者が他の仕事をしていたりして応対できないことがあります。約束した時刻より早く訪問すると、相手に迷惑をかけるようになります。ビジネスマナーにおいては、一般的に、訪問する時間は約束した時刻~5分前が適切と言われています。しかし、インターンの場合は、開場する時刻が決まっている場合はその時刻の後に、開場する時刻が決まっていない場合は5分~10分程度前に訪問しましょう。

●受付でははっきりと挨拶などをする

担当者が受付にいれば、挨拶をまずした後名前を言って、インターンのために訪問したことをはっきりと言います。なお、しっかりしたセキュリティのビルの場合は、名刺や身分証明書を提示することを要求される場合があるため、学生証を必ず持参しましょう。インターンの面接の場合は、訪問する担当者の名前まで言って訪問するケースはないでしょう。しかし、事前に担当者の名前が分かっている場合は、「〇〇部の○○様にインターンのお約束をしていただいています」と伝えましょう。

●受付のベルや電話は決められたように操作して待つ

最近は、担当者が受付にいない場合もよくあります。このような場合は、受付にある案内で指示されているように操作します。挨拶を受付の電話でする際は、先にご紹介したように行います。操作した後は、そのまま事務所の中に入っていかないで、普通は受付の付近で待ちます。また、具体的に指示されればその指示に従います。他の人も受付にはどんどん来るため、迷惑にならないように気配りしましょう。

●部屋に入った際は隣に鞄を置いて、鞄の上にコートを置く

部屋に入る際は、個室であれば、挨拶を一言「失礼します」としてから入り、指示されたところに座ります。指示が何もなければ、鞄は座った椅子の横に置きます。コートは、掛けるものがあれば使ってもいいですが、特にない場合はたたんで鞄の上に置きます。

●面接する際は基本的に挨拶を立ったままで行う

相手が部屋の中にすでにいる場合は、挨拶をする際は立ったままで行います。もし、後から相手が部屋に入ってくる場合は、待つのは座ったままでも問題ありません。しかし、相手がノックして部屋に入って来れば、基本的に立ち上がってすぐに挨拶をします。相手に対して、挨拶を座ったままでするのはマナーに反します。「座ってください」と相手から言われると、座る前に「失礼します」と言います。このようなマナーが、受付してから入室するまでのものです。一度訪問すると、それほど心配もなくなり、次回からは、それほど緊張しなく最初の訪問よりスムーズにいくでしょう。面接に受かるかどうかが、受付での応対によって決まることではないため心配ありません。しかし、受付した時から第一印象はスタートしている場合があります。誰から見ても、おどおどした不安な態度はいいことではありません。また、受付であるということで、偉そうにしたり、普段の行動が出たりするのも良くありません。インターンでは、明るい丁寧な応対で、いいイメージで訪問しましょう。


■インターンの際の受付してから入室するまでの流れ

初めてのインターンの面接の場合は、不安なことが多くあるでしょう。ここでは、初めてインターンの面接を受ける人のために、受付してから入室するまでの流れについてご紹介しましょう。

●10分~15分前に面接の会場に到着する

10分~15分前には、遅くても面接の会場に到着しましょう。なお、面接の会場に早く到着し過ぎた場合は、迷惑が会社側にかかるため注意しましょう。面接の会場に到着すれば、コートは玄関に入る前に脱ぎましょう。外側にコートの裏を向けて丁寧にたたんで、片手で持っておきましょう。

●最終的な確認を受付する前に行う

面接の会場に入ると受付しますが、面接は受付する時からすでにスタートしています。そのため、最終的な確認は受付する前に行いましょう。例えば、身だしなみは問題ないか、スーツが汚れていないか、靴は汚れていないか、髪は整っているか、などを十分に確認しましょう。

女性であれば、スカートの位置が歩いていればズレる場合があるため、位置は正しいか、ストッキングが伝線していないか、などを十分に確認しましょう。男性であれば、ネクタイが曲がっていないか、などを確認しましょう。

最終的な確認が終われば、受付に行きます。受付は、担当者がいるケースと電話が置いてあるケースがあります。担当者が受付にいるケースは、挨拶を直接します。この際、受付の担当者に見られていることを忘れないで、笑顔で応対しましょう。一方、電話が受付に置いてあるケースは、担当者を呼ぶために指定されたように電話をかけます。例えば、「おはようございます。○○大学○○学部の○○○○と申します。本日はインターンの面接でお伺いました。」などと電話で伝えましょう。

待機室に受付した後は案内されます。静かに待機室では待ちましょう。この待っている時には、最終的な確認ができます。例えば、履歴書を確認したり、自己PRや志望動機などを確認したりしましょう。

部屋に入った後の流れについてご紹介しましょう。面接については、個人面接と団体面接があります。

個人面接の場合は、面接する部屋に入る際に3回ドアをノックして、「どうぞ」と部屋の中から言われると「失礼します」と言って入ります。部屋の中に入れば、椅子の横に立ったままで、面接官に一礼して挨拶します。

一方、団体の場合は、代表して最初の人がドアを3回ノックして部屋に入ります。最初の人以外はノックする必要はありませんが、部屋に入る前には一礼します。最後に部屋に入る人は、一礼して部屋の中に入った後ドアを静かに閉めます。面接官が座る席については指示するでしょうが、部屋の奥に部屋の中に入った順に詰めます。椅子の前に全員が立って、「おかけください」と面接官が言うまで待ちます。

インターンの際は、このような流れを十分に把握しておいて、初めてのインターンの面接を乗り切りましょう。



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