野村不動産の主な事業内容は?

不動産業界を分類すると、総合デベロッパー、賃貸管理業、売買仲介業、不動産コンサルティング業の4種類に分けられます。
野村不動産は、総合デベロッパーにあたる企業です。不動産業界では最大手の企業といえます。取り扱っているものは、マンションや戸建て住宅、オフィスや商業施設等です。
不動産デベロッパーとは、不動産建築の開発、企画、販売を一気に引き受け自社で取り扱う形態をとっています。
しかし、自社ですべて賄うのではなく建設は、建設会社に委託し不動産業は販売会社に委託しています。野村不動産は、子会社も多くもっており、最近では不動産自陣を投資ファンドに売却する動きも盛んで金融機関とも関わりが深いです。
また住宅販売部門のブランド展開をしており、「プラウド」と「オハナ」の二つのブランドを展開しています。
プラウドは、都市部を中心とした高級住宅を取り扱っております。一方でオハナは、郊外を中心として、土地の場所や値段を武器にしたビジネス展開を行っています。
特にプラウドは一時期CMが、よく流れていたので印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
商業施設も取り扱っている野村不動産は、商業施設を建設することによって雇用や経済的利潤を生みだしており、経済発展に大きく関わっている側面もあります。


競合と比較した野村不動産の強み

野村不動産の強みは何といっても、マンション販売を中心とした住宅部門です。2015年度の有価証券報告書によると営業収益の57.4%を住宅部門から出しています。
特にプラウド等の住宅ブランドの人気は高く、競合企業の一歩先をいっている印象を持ちますね。
今後の事業展開の指標として「都市型コンパクトタウン」というものを掲げています。
都市型コンパクトタウンでは、住宅販売を中心とした大規模な複合開発を目指すとしており、やはり住宅部門がカギとなっています。
また、成功している住宅部門のノウハウを活かして賃貸や仲介、管理、海外、ホテル、地方都市での開発等、の事業展開も見込んでいます。そのため今後も事業展開を望める勢いのある企業といえますね。

どのような学生を求めているのか

どのような学生を求めているのかを知るためには、まず採用メッセージや企業理念等をホームページ等で確認してみましょう。

採用メッセージ
「製販管一貫体制」でお客様の声を具体化する事業としての特徴もさることながら、社員一人ひとりが目の前の課題に対して自分らしく切り拓いてきたからこそ現在の野村不動産があります。
また今後、当社の事業フィールドは大規模再開発、ホテル、高齢者向け住宅、サービスアパートメント、そして海外などますます広がります。これからはただ建物を創るだけでなく、より深く人々の生活に関わる街づくりが求められます。
時代や環境が目まぐるしく変化し、ディベロッパーが行う役割が変化する中、社会のニーズに応え続けるためには、これまで以上に社員一人ひとりが真摯に人々の生活や想いに向き合う必要があります。

採用メッセージから分かる、企業が求めている人材とは「目の前の課題を積極的に乗り越えていける人材」「自分らしさを出せる人材」「真摯な姿勢を持つ人材」「様々な分野に積極的に目を向けられる人材」です。

―目の前の課題を積極的に乗り越えていける人材

不動産産業とは、人と人とのつながりが強い業界です。そのため、ときには意見が合わなかったり、顧客の要望をどのように解決していくか等の課題が山積みになってしまうこともあります。
そのようななかで、やりぬいていくためには目の前の課題を積極的に乗り越えていける能力が必要です。そのため野村不動産も、これから一緒に働いていく人材には当然それらを求めています。
自分なりのエピソードを盛り込みながら、「目の前の課題を積極的に乗り越えていける」ことをアピールしていきましょう。
例えば、アルバイトと講義の両立をやりきった経験やサークル等での課題に積極的に取り組んだことなど、大きなことではなくていいので自分なりのエピソードを思い出してみましょう。

―自分らしさを出せる人材

「自分らしく切り拓いてきたからこそ」という一文が採用メッセージにありますよね。採用メッセージに、わざわざ書くということは、それを大事にしながら成長してきたという自負があるのでしょう。
確かに、社員全員が同じ働きをしていては企業として成り立ちませんし成長も見込めません。
自分らしく働き、自分なりの意見を出し合い意見を交わすことによって、様々な意見を取り入れつつ業務を改善し成長に繋がってきますよね。
日本人は特に「自分らしさを出す」ことが苦手です。しかし、お互いに遠慮していては何も始まりません。
そのため、野村不動産のこれから求める人材にも「自分らしさを出せる」ことを期待しています。
「自分らしさを出す」ことは、なかなか難しいですが、アルバイトやサークル等の身の回りの活動から「自分らしさを出す」ことを意識してみましょう。普段から意識することで、
少しずつ「自分らしさを出す」ことに慣れていくはずですよ。

―「真摯な姿勢を持つ人材」

野村不動産がこれまで、業績を伸ばしていけたのは優れたサービスを提供していくだけではなく、これまでの実績からの信頼感を武器にもしているからです。
信頼感とは、すべてのビジネスの基本となっています。野村不動産も例外ではないです。ここまで大きく成長してきた企業ならなおさらです。
これまでの信頼を損なわずにビジネス展開を行っていくためには、社員一人一人の「真摯な姿勢」が大事です。これから一緒に働いていく人材にも当然求める姿勢ですよね。
接客業系のアルバイトをしていると、有利なアピールポイントになるでしょう。また、基本的なマナーや言葉使い、身だしなみ等からも「真摯な姿勢」はアピールできます。
普段から気を付けていきましょう。

―様々な分野に積極的に目を向けられる人材

上記の企業理念で「事業のフィールドは拡大していく」と書かれていますよね。現代では、様々なニーズに対応していく必要があります。
そのような時代の流れのなかで当然、野村不動産も事業のフィールドを拡大していくでしょう。
よって、これから一緒に働いていく人材には、「様々な分野に積極的に目を向けられる」ことを必要としています。
どこにビジネスチャンスがあるか分かりません。普段からニュースや世界情勢をチェックして、様々な分野に積極的に目を向けていくようにしましょう。


企業理念
グループ・メッセージ「あしたを、つなぐ」

「あした」には、現状に満足・安住することなく、 常に未来・将来に目線を向ける チャレンジ精神を込めました。「つなぐ」は、お客様・社会ならびにグループ各社との関係性を意味し、同時に高い目標を掲げ、やり遂げる志を示しています。お客様・社会と野村不動産グループの良き関係・つながりを連想させながら、思い描く望ましい夢や未来・将来(=あした)を、野村不動産グループの商品・サービスが実現・提供する(=つなぐ) という意味を表現しています。

企業理念からは、「高い目標を掲げ、やり遂げる志」という文章から「常に高い目標を掲げている人材が必要なことが分かりますよね。
自分のエピソードにも、目標を掲げてやり切った経験をもりこんでアピールポイントにしていきましょう。


まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、不動産業界の中でも、野村不動産に関して、その特徴や、選考対策についてまとめてみました。
是非参考にしてみてくださいね。