伊藤商事は大手総合商社として有名であり、本社は青山にあります。
現在でも三井物産や、三菱商事と並ぶ総合商社の1つです。繊維部門や食料や生活資材、情報通信等の分野にも長けており、これからも総合商社会のトップを担っていく存在であります。
そのため学生からもとても人気であり、多くの人が入社を志望します。そこで今回はそんな超人気商社である伊藤忠商事の事業内容やその社風を紹介したいと思います。
伊藤忠商事ってどんな企業?
伊藤忠商事の事業内容としてはとても幅広く扱っており、主に手がけている授業は7つです。
・繊維カンパニー
これは伊藤忠商事の中でも特に強みとも言える部門であり、衣料用素材や繊維の資材などを取り扱っています。ここから洋服の製品開発や販売までも手がけています。また欧米などのブランドを日本に展開させる事業も行っています。伊藤忠商事の業績を伸ばし続けられる理由はこの部門にあると言っても過言ではありません。
・機械カンパニー
ここではプラント、船舶、航空機等を取り扱っており、機械を使った医療ビジネス分野などにも事業展開をしております。また、環境関連事業や再生可能エネルギー事業など、新しい分野にもチャレンジし続けています。
・金属カンパニー
ここでは世界各地と鉄鉱石や石炭のルートを行ったり、太陽光やバイオマスなどの再生可能エネルギー開発にも取り組んでいます。こういった部門を取り扱っていることによって社会貢献が大きいことがわかるかと思います。
・エネルギー化学品カンパニー
ここでは原油や石油、天然ガスのトレードを行っており、電子材料や有機化学品などのトレードも行っております。
・食料カンパニー
詳しく説明しなくても理解できるかと思いますが私たちの普段食べているような食品の原料調達や製品加工、流通まで取り扱っています。この分野も伊藤忠商事を継続させている部門の1つかと思います。
・住生活カンパニー
ここでは木材や紙、ガラスやセメントなど生活に必要不可欠なもの取り扱っています。この素材から不動産事業や建設事業にも関わることもあります。海外に物件を見つけ、日系企業に紹介すると言う仕事もになっています。
・情報金融カンパニー
情報部門ではインターネット関連サービスを行ったりITソリューション事業や放送通信事業も行っております。一方の金融分野では、保険事業を行ったり、ファイナンス事業行ったりとにかく幅広く活躍しています。
以上が伊藤忠商事が主に行っている事業です。とにかく幅広い事業行っていると思った人が多いのではないでしょうか。大手の企業とだけあって、多くの部門を取り扱っています。
5大商社の中での立ち位置って?
伊藤忠商事は5大商社と呼ばれる大手企業であり、
就活をしていると、大手の企業名を聞くことも多いでしょう。
その中でも伊藤忠商事は繊維事業で日本のトップを走っており、
数多くのブランドビジネスで成功を収めています。
大学生がよく聞くところでいうと、コンバースやアルマーニなども
伊藤忠商事がきっかけで立ち上がったブランドです。
強みの部分が大きく、ほかの商社にも負けないような
ビジネス展開をしております。
内定を勝ち取る難易度はどれくらい?
基本的に商社は倍率が高く、多くの学生が入社を希望します。
その中でも5大商社として扱われている伊藤忠商事は
おおよそ100弱の倍率を誇っています。
この数字を見て思うことはそれぞれかと思いますが、
就活市場においてはそこまで高い数字でもないかと思います。
しかし、決して簡単な数字ではなく、
努力しなければくぐることのできない数字かと思います。
面接などもしっかり研究して挑むようにしましょう。
新卒採用の選考フロー
まずはエントリーシートとウェブテストが待っています。ウェブテストで聞かれる内容は、
あなたの強みはなんですか
あなたの弱みはなんですか
伊藤忠商事を志望する理由を教えてください
あなたの信念を教えてください
やりがいを感じるときはどのような時ですか
日頃継続している習慣を教えてください
こんなに直面した時どのように克服しますか
リーダーにおいて必要なものはなんですか
ストレスを感じるときはどのように対処しましたか
今までの人生で最大の決断はなんですか
あなたの人生の夢を教えてください
希望するカンパニーはありますか
などです。これらのウェブテストの内容は面接時などにも関わってくるので完全に自分の考えがまとまってからエントリーシート書くと一貫性が出て良いかと思います。
次に第一面接が待っています。ここでは学生が2人、面接官2人の状態での面接になります。ここでも極めてオーソドックスな質問がされます。
自己紹介、入学時挫折したことやその挫折したことをどう乗り越えたか、なぜ商社を志望したのか、なぜ伊藤忠商事を志望したのか、なぜこのカンパニーを希望しているのかなどです。あらかじめ準備しておくと答えやすいかと思います。当然ですが相手は商社マンということを意識して回答するようにしましょう。
次に第二面接が待っています。
第二面接はグループディスカッションと面接を行います。グループディスカッションは約20分間となっており、ここで気をつけるべきはチームのために自分がどう動くべきか、ということです。自分がどのように動くかは人それぞれであり、リーダーシップを発揮するものもいれば議論をうまく進める人もいるかと思います。ここはうまくことを運ばせる必要があるため、意見だしは一段落したらまた次の1人に向かって議論をするなど影で動いてみると良いかもしれません。
この後学生が2人と面接官4人で面接をすることになります。ここでも聞かれた事は、1時面接と少し似ていますが、新しく日本人の素晴らしさを聞いてくることもあります。またその日本人の素晴らしさがどこで行かされてると思うかなど具体的にも聞いてくることもあるようです。伊藤忠商事は素直な人が好きと言う傾向があります。
最後に何かアピールすることはありますかと聞かれることもありますが、変に自分の魅力を語るのではなく、時間を作ってくれた感謝と自分の力を最大限発揮して満足ということを伝えれば良いかなと思います。
最後に最終面接が待っています。ここでは役員なども複数いるため、それぞれに目線を配るようにしましょう。また最終面接のため、雰囲気もピリピリしていますが笑顔で堂々として、余裕がある位の姿勢で挑むようにしましょう。なお、質問事項はほとんど二次面接と変わりありません。
インターンシップに参加するには
伊藤忠商事のインターンシップに参加したいと言う人もいるのではないでしょうか。伊藤忠商事のインターンシップは西日本コースと東日本コースに分かれています。
西日本コースは大阪本社でのインターンシップとなり11月の後半に行われる予定です。一方で、東日本コースは東京本社でのインターンシップとなり、12月中旬の開催となります。どちらも約5日間の研修となります。
エントリーの仕方はリクナビの伊藤忠商事のページ内にプレエントリーの案内があります。そこでまずはプレエントリーを行い、エントリーシート、顔写真、PR動画を提出することになります。この結果によって選考会に参加する学生を選び抜きます。そして、支社などで行われる選考会に出席し、その中からインターンシップ採用する学生を選ぶことになります。昨年は各コース50人程度採用しました。
インターンシップの内容としてはこれからを担う人材として新しいビジネスの立案や商社ビジネスの醍醐味を体感するために様々なケースワークを取り組むといったことを行います。かなり充実したインターンシップ期間を送れるような内容になっています。
まとめ
伊藤忠商事は商社の中でも特に人気の高い企業で、インターンや本選考での倍率も高いことで有名です。
インターンに参加したり内々定を勝ち取るためには、自己分析や業界研究とともに詳細な企業研究が必須となっています。
この記事で企業研究をしっかりと行い、人事や面接官にアピールできるようにしておきましょう!