就活が本格化していくなかで、まず頭をよぎるのは「インターン」ではないでしょうか。
企業で実際に働いてみることによって、その企業のことが深く知れますし面接やエントリーシート(ES)で、インターンに行ったことをアピールすれば就職に対して熱意があることを伝えられますよね。

そんなメリットが多いインターン。言っておいて損は無いとわかっていても、どこから手をつけていいか見当がつかない人も多いですよね。
そんな方には、まずは企業が主催する会社説明会や、リクナビ・マイナビなどが主催する合同企業説明会(通称「合説」)に行くことをおすすめします。

この記事では、インターン説明会を有意義にする方法等の気になる事柄について説明していきます。今後の参考にしてみてくださいね。



【目次】
1.インターン説明会に行くことをお勧めする理由
2.インターン説明会ってなに?
3.インターン説明会の流れ 
4.インターン説明会を有意義にするポイント!
5.【質問例あり】聞くべき質問・聞くべきでない質問
6.インターン説明会での好ましい服装と持ち物は?
7.参加する前にもう一度確認!抑
7.行っておきたいインターン合同説明会
8.まとめ

インターン説明会に行くことをお勧めする理由

まず、インターンについて何から手を付けていいか分からない!という人はインターン説明会に行ってみましょう。

インターン説明会は、企業側が学生側に対してのアピールの場なので詳しく・具体的に企業について説明してくれます。いくつかのインターン説明会に参加すれば、自分が参加したいインターン先が明確になると思います。
企業の説明会といえば会社説明会をイメージする方も多いかもしれません。しかし、より詳しい企業の情報について知りたいと思うならインターン説明会に行くことを、お勧めします。

インターンは、実際に一定の期間そこで働くため企業側の詳しい情報を教えてくれることが多いです。また、説明会の最後に質問の時間が設けられていることがほとんどのため、自分が知りたい情報を詳しく知ることができます。

より詳しく具体的な企業の情報を得たいのならインターン説明会に行ってみましょう。


説明会で知った情報は具体的には以下のようなことに役立ちます。

・企業研究・業界研究

企業研究や業界研究は、自分でやろうとするとかなりの時間を要します。
また、見るページごとに記載されている情報が違って、まとまった知識を得ることが難しい場合も考えられます。
一つの企業の説明会に行く場合でも、業界のトレンドについてや競合について知ることができるでしょう。
インターンの説明会に参加すれば、企業研究や業界研究にかける時間を省くことにつながるのです。

・自己PRや志望動機

説明会は履歴書やESの自己PRと志望動機にも役立ちます。
インターンや就活の自己PR・志望動機で特に重視されるポイントが、「なぜその企業でなければならないのか」という点です。
漠然と、競合他社にも言えるような点を列挙しても選考は通過できません。
その企業の一番の強みや社員の雰囲気、自分の適性とマッチする部分など、魅力的な履歴書・ESを書くために必要な情報が説明会で得られるのです。


インターン説明会ってなに?

インターン説明会に行くことにメリットが多いことは、お分かりいただけましたでしょうか。ここからは具体的にインターン説明会とはなにか?を説明していきます。

インターン説明会とはインターンシップを希望した学生向けに実施しており、より詳しく企業について説明してくれるイベントです。

インターン説明会では以下の項目を詳しく教えてくれます。
・会社の雰囲気
・実際に働いている社員の方の話
・会社の具体的な事業内容

主にこれらを説明してくれます。掘り下げた話をしてくれるため、企業のリアルな情報が手に入ることが魅力ですね。
また、働きたいと思っている企業の雰囲気や情報を知ることができる絶好のチャンスなので第一志望の企業のインターン説明会には必ず参加しましょう。

インターン説明会の流れ

インターン説明会についてわかったところで、インターン説明会の流れについて説明していきます。

■インターン説明会の流れ

①インターン説明会に申し込む

リクナビやマイナビ等のポータルサイトや企業のホームページ等で申し込みます。
自分の志望する企業にあわせて時期や期間、プログラムの内容、選考の内容を申し込みの際にチェックしましょう。

②説明会に行く

インターン説明会に行く際には、身だしなみや言葉使い、ちょっとした行動を見られています。
企業にマイナスイメージを抱かせないように注意しつつ、インターン説明会を有意義に参加するために事前に準備をしておきましょう。

■インターンに申し込んだ後の流れ

①応募

インターンに参加するためには、まず応募が必要です。募集時期は4~7月が一般的です。
しかし、企業によっては締め切りが短かったりするため気をつけましょう。
応募方法として各社のHPや、就職サイト、インターン情報サイトで応募受付を済ませることが一般的です。どの方法でエントリーできるかは企業によって違うため注意しましょうね。
応募の際にエントリーシート(ES)を提出したり、WEBテスト等の適性検査をする場合もあるので、早めの準備が必要です。
企業にもよりますが人気の企業になると倍率が跳ね上がることが多いです。念のため第一志望の企業のみに応募する応募するのではなく、複数の企業のインターンに応募しておきましょう。

②選考

次に書類審査等に通ったら選考の段階に入ります。面接の案内が来るまでには最短で数日最長で1か月程度掛かります。企業によって、まちまちなので注意してください。
面接の形式として、グループ面接、個人面接、グループディスカッションがあります。
インターンは非常に応募者が多いため人数を捌くことことができるグループディスカッションを用いることが多いです。
慣れていないと自分の意見を言うことができなかったり、どのように振る舞えばいいか分からなかったりします。
本番、十分に力を発揮するためにグループディスカッションの練習は欠かさないようにしましょう。

③インターン本番

選考の結果は数日から数週間で出ることが多いため忘れずにチェックしましょう。
選考を無事に通過すれば、インターンは目の前です。インターン本番で慌てないように早めにアピールポイントを考える等の準備を忘れずに。


インターン説明会を有意義にするポイント!


ここまで、インターン説明会の概要等について説明してきました。インターン説明会はただ参加しただけでは、もったいないです。
上記で「インターン説明会を有意義に参加するために事前に準備をしておきましょう。」と書きましたが、事前の準備では何をすればいいか分かりにくいですよね。
そこで、ここからはインターン説明会を有意義にするポイントについて説明していきます。

事前に準備しておきたいこととしては、 「企業についての情報をあらかじめ調べておく」「企業への質問を考えておく」 ことです。
インターン説明会は、企業側へ就職に対しての熱意を示せる場所でもあります。積極的に質問することで企業へ自分をアピールできますよ。積極的に企業側の担当者に質問したことで、名前を覚えてもらったというケースもあります。

しかし熱意を伝えるために積極的に質問するといっても、ただ質問するだけでは意味がありません。
行き当たりばったりな質問では逆にマイナスイメージです。就職に対しての熱意を示しつつ意味のある質問をするためには、企業の情報を知っていることが必要不可欠です。
それに、企業の情報を調べていくうちに疑問点も出てくると思います。企業へ熱意を示すような質問をするためにも、企業の情報は必ず事前に調べましょう。




【質問例あり】聞くべき質問・聞くべきでない質問


企業に熱意を伝えるためにも、説明会で積極的に質問すると良いと前章で解説しましたが、実際にどのような質問が「いい質問」と受け取ってもらえるのでしょうか?

以下で具体的な質問例を紹介していきます。

聞くと良い質問

<業務や企業の雰囲気に関する質問>

・社内の雰囲気や社風はどのようなものですか。
・部署間での交流はどのくらいありますか。
・○○の職種に最も必要な能力は何だと思いますか。

<社員に関する質問>

・(話してくれた社員に)仕事のどのような点・場面でやりがいを感じますか。
・活躍されている社員の方に共通するマインドは何ですか。
・どのような後輩社員と働きたいと思いますか。

<就職活動に関する質問>

・入社前にやりたいと思っていたことは何ですか。それは現在叶えられていますか?
・御社への入社を決意した最終的な決め手を教えて下さい。


聞かないほうが良い質問

積極的に質問することをお勧めしますが、一方で印象があまりよくない質問もあるのです。

例えば、説明会ですでに説明されていることを繰り返し聞くこと。
残業や休日出勤など、企業に対するマイナスイメージにつながるようなこと。
企業のWebサイトで調べればすぐわかるような数値や情報。

これらのことは、質問しても企業が答えにくかったり、「調べればわかるのに...」と思われてしまうことにつながります。

説明会で質問をする際は、企業の人にどのような印象を与えるかを加味し、よく考えてから質問するようにしましょう。

説明会での質問について、詳しくはコチラ

インターン説明会での好ましい服装と持ち物は?



インターン説明会での服装は 「私服OK」 「服装自由」 のことが最近、増えてきましたよね。
しかし、「私服OK」「服装自由」といってもスーツで行く場合が多いようです。
自由な社風の企業やベンチャー企業等はその人の人となりが見たいという理由から、「私服OK」「服装自由」にしていることもあるので、自分の志望する企業の社風に合わせて柔軟に合わせていきましょう。
「私服OK」「服装自由」といってもだらしのない服装でいってはマイナスイメージです。
オフィスカジュアル程度に抑えることをお勧めします。

また、説明会で持ち物は「筆記用具」としか指定されないことも多いです。
持っていくと便利なものが2つあります。

一つ目は、メモとペンです。この2つが必要になることは容易に想像がつくと思います。配られた資料に追加の情報を記載したり、貴重な情報をメモし忘れないようにしましょう。
メモについては、就活用のものを一つ作っておくと良いと思います。インターンや就活では何社もの企業説明会に参加するので、就活ノートを作って一つにまとめると見やすくなるでしょう。

二つ目は、スケジュール帳です。説明会の中では、今後の選考スケジュールや講演等のイベントの日程についてアナウンスがあることが多いため、メモできるようにしておきましょう。

以上の服装や持ち物について気を付けて、説明会を有意義なものにしましょう。


参加する前にもう一度確認!押さえるべきマナー


説明会の流れやすると良い質問、持ち物・服装についてはお分かりいただけたでしょうか。

さて、企業説明会にいよいよ参加!の前に、もう一度押さえておくべきマナーについて最終確認をしておきましょう。

①開始5分前までには到着する。

遅刻は印象を下げてしまうことにつながるばかりか、説明会に参加させてもらえなくなってしまうことも考えられます。
受付開始時刻に到着できるようにして、少なくとも開始5分前までには受付を済ませましょう。
万が一電車の遅延などやむを得ない理由で遅刻してしまいそうなときは、それが判明した時点で採用窓口に電話でその旨を必ず伝えましょう。

②会場に入る前にコート・マフラーを脱ぐ。

面接でも意識すべきマナーですが、上着やマフラーは受付する前に脱いで手にもって置くようにしましょう。
社会人として基本のビジネスマナーです。

➂携帯電話は音が鳴らないようにする。

説明会中に携帯・スマートフォンや時計のアームが鳴ってしまわないように設定しておきましょう。
マナーモードの振動音も鳴ってしまう場合があるので、電源を切っておくのが確実でしょう。

④入るとき・出るときの挨拶をしっかりする。

受付に入るときや説明会を終えて外に出るときは社員にしっかりとあいさつをしましょう。
当たり前のことですが、社員から見られているという意識を忘れないようにして、最後まで気を抜かないようにしましょう。

押さえるべきマナーを守って、忘れものや遅刻をしないよう気を付けましょう!



行っておきたいインターン合同説明会


インターン説明会を理解したところで、お勧めのインターン合同説明会をご紹介します。
上記に挙げたことに気を付けながら、有意義なインターン説明会にしましょう。

03.11(日)~ 03.12(月)11:00~17:30 東京
出展予定企業1200社の最大級のインターン合同説明会です。出展が多いため
一気に志望する企業のインターン説明会を回ることも可能ですよ。


03.1(木)~ 03.2(金)東京
出展予定企業1000社の最大級のインターン合同説明会です。リクナビでは2月開催のイベントもあるのでチェックしてみてください。


/02/03(土) 10:00~17:00 東京
業界&企業研究で70社が参加します。個別相談の他、証明写真を無料で撮れるイベントもあるのでお勧めですよ。




まとめ


いかがでしたでしょうか。
インターンシップでの企業選びに、企業説明会や合説が役に立つことがお分かりいただけたかと思います。

ぜひ興味がある企業の説明会に足を運んで、企業研究や業界研究を進めてみましょう!